Fの一日一創作 Day893
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「……あはっ」
No.164 四季謡 春香(しきうた はるか)。
不思議な様子の女性。黒基調の服に少し淡い色のアクセサリーを身につける。距離感が近いが、彼女の心を真の意味で理解するのは難しいだろう。やたらと運がよく、足が速い。
もともと四季の名をなぞらえた弟・妹達がいたのだが、彼らが親の手により死んでしまい心を病んだ。彼女はその際に親から逃げるため、足が鍛えられたと推測される。彼女のアクセサリーはその弟達を思い出すための形見なのだ。彼女の今の豪運は、過去の反動なのかもしれない。