公開投稿
2023.10.07 18:00
2023年9月ハンガリー旅行記 8/8
8日目
前日に訪れた二件目のパラチンタの店は、実は24時間営業である。私はホテルのオプションに朝食をつけていなかったので、朝からバッチャーニ広場へ向かい、ラストパラチンタタイムとした。
Sonka palacsinta
朝食なのでおかず系にした。24時間営業って素晴らしいな。リッチにアメリカンコーヒーも頼む。
駅へ戻る際に信号待ちをしていると、ゴミ収集車が通って行った。作業員はオレンジ色の作業着を着て、ゴミ収集車の後ろに立っていた。DESHのPVで見たとおりだ……!
DESH - Kukásautó
写真を撮る間もなく、ゴミ収集車は角を曲がっていった。
メトロに乗ってデアーク・フェレンツ広場へ向かう。券売機の使い方はばっちりだった。少し歩いてシャトルバス乗り場に向かった。
バスの窓ガラスは日本ほどきれいではない
私が乗るのはエアチャイナ(CA/中国国際航空)であるところ、関空にはあったセルフチェックインの機械がないので、とりあえずチェックインカウンター前の列に並ぶ。チェックイン開始前だったのでモニターには開始時間しか書いていなかったが、アジア系の人が並んでいるところに行くと、カウンター上のモニターにエアチャイナのチェックインカウンターである旨が小さく表示されていた。みんな目ざとい。
ぼんやり並んでいると、偶然にも前に並ぶ人たちが日本語を話しているのが聞こえたので、声を掛けた。セルフチェックインがないときは普通に並んだら良いらしかった。飛行機に不慣れすぎる。あと英語しか話せないとちょっと不便なこともあるらしい。私は英語が不得意なので、英語ができればいいやの思考にそもそも至らなかったのだった。
チェックイン、保安検査、出国審査を済ませ、搭乗を待ちながら、最後にデータ使用量を確認。
10日5GBのプリペイドSIMで充分だった。
学びと補足
● 良かったこと
- 現地語を勉強して行った
基本的にみんな親切だったけれど、推定20代にはほぼ確実に通じる英語も、推定30代以降になると徐々に通じなくなっていく。ハンガリー語が分かると相手が英語を話すかどうかを気にせずに、道やらなんやらを尋ねることができて便利だった。小さい博物館へ行くと作品のタイトルや説明文が現地語でしかないことがあり、概要すら掴めないまま終わることになるので、超有名観光地以外にも行く予定があるならできたほうがいいと思った。
ほかにも地名が覚えやすくなったり、スーパーでの買い物で商品の概要がふんわり掴めるなどのメリットがある。私はスーパーで水の売り場が分からなくて、品出しをしていたお姉さんに聞いたこともある。お姉さんは無言で水の売り場に案内してくれた。私の前になにか聞いていた親子には口頭での指示だったので、めちゃくちゃ優しさを感じる。一人旅で頼れる人が誰もいなかったこともあって、現地語がちょっと分かるのはメリットが大きかった。
ちなみに翻訳アプリ等を使わなかったのは、まったく分からない言語で綴られ、正しいのかどうか不明な文章を、私の言葉として提示したくないからだ。
- 現地通貨を持っていた
ハンガリーではトイレの利用にお金が必要なことが多く、大抵は200HUFまたは1EURである。しかし1EURは300HUF越えのはずなので、フォリントでの支払いのほうがお得だ。私はトイレは博物館の無料のものしか使わなかったけれど、現金払いのシーンはいくつかあったので、現金、特に現地通貨はあったほうが良いと感じた。スーパーの支払いにユーロを使ってフォリントでお釣りをもらうこともできるので、最初に用意するのはユーロのほうが余った時の汎用性が高い。
● 反省すべきこと
- ちゃんと下調べをして計画を立てよう
最新版ではないガイドブックや、グーグルマップに頼りすぎてはいけない。アクセスも周辺国からバスや鉄道で入る方法があるので、今後行き先によってはそちらのほうが安くて早い可能性は念頭に置いておきたいと思った。
- 大きい施設には、日程的にも一日の中でも早めに行こう
自分が美術館や博物館の展示物を見て周るのにどれくらいかかるのか、ちゃんと理解できていなかった。そもそもの規模が日本と違うこと、人が少なくてじっくり見て周るのに適しているなどの要因により、2時間3時間は余裕で溶ける。
- 列車に乗って日帰りでどこかへ行く日は、帰る時間に余裕を持たせよう
これはジュールでの学び……。到着時刻だって平然と遅れるし、遠出する日に帰ってからどこかへ行く予定を入れたいなら、帰ってもし時間があれば行こう、くらいの気持ちで計画を立てたほうがいいと感じた。
● 補足
私のハンガリー語レベルは、語彙が貧弱なのでCFERでいうところのA1以下(英検に例えると三級レベルに到達していない)だと思う。それでも、まったくなにも勉強していかないよりましだと感じた。一人旅だったのも大きいかもしれない。まれに見かける「英語も現地語もできないけど海外行ってきました! 楽しかったです!」なんて人たちが、一体どうやって色々なことを乗り切っているのか謎すぎる。ドイツ語の話も出したけれど、簡単な単語をいくつか知っているだけで作文はできない。知っていたほうが便利な場面もあるにはあったが、公用語ではないこともあり、今回は分からないことが大きな損失とはならなかった。
自分のおみやげ
予想外のことも多々あったけれど、とても楽しかった! 1、2年に一度は海外へ行きたい気持ちが芽生えた。
今回のハンガリー旅行中の、別アカウントでのつぶやきをまとめました。興味があれば覗いてみてね。
では~。