愛し方が分からない

恋焦がれた再会

暁が本格的に活動するにあたって更に資金が必要になってきた。今まで以上に賞金首を狩る必要があり、金にも恵まれた。しかし任務に出るようになったサツキには会えていない。飯や服が用意されるから無事であるのは分かるが幻灯身の術は使えず近状報告が出来ない。アイツは今どうしているか、知ることができない。

今アジトに戻っても毎回タイミングが悪く会うこともない。今回もいないのだろうかと思っていると気配が近付いてくる。一般市民の速さではない、敵か?足を止めその方向を見ると、不意に腹部に衝動が走った。サツキが飛び込んできた。この焦りようは敵が近くにいるのか?聞いてみると「会いたかった」と。あぁ、それはこっちの台詞だというのに。ひとまず飛段を先に行くように伝えるといつも文句の1つを言うのに、サツキの様子を見てからそれを言いかけ、頭をガシガシと掻くとアジトの方へと行った。口布を外しサツキの名前を呼ぶ。今この一時でもお前を感じたい。3ヶ月前の不慣れな様子から加減はしたが、向こうから控えめながらも舌で唇を触れてきた。これなら大丈夫かと舌を絡めてやると、刺激が強いのか身体を震わせている。だが舌は引かぬし口も閉ざさない。与えれるだけの熱を与え離すと、なんともいやらしい。股間にある分身が熱を帯びそうになったが、前屈みになり何とか耐える。

サツキを送り出し飛段の元へ行くと、それを指摘される。原因も分かっているようだ。腹立たしかったので土矛の拳で殴った。

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