あなたにこの弁当を食べさせるまで!
第三章 仁義無き戦い!少女戦国編
今回より第三章が始まります。
今後ともよろしくお願い致します。
【前回までのあらすじ】
●第一章…天辺美園は高校一年生。
彼女が通う慈円多学園は「女子たるもの野獣であれ」をモットーとしている。
そして女子の積極性を養うため
「男子生徒は、女子生徒と弁当を十回連続で食べたら、その女生徒の一生の面倒を見る前提で付き合わなければならない」という鉄の掟が存在する。
そこで女生徒達は「イケメン、金持ち、秀才、スポーツ万能」という学園トップレベルの人気を誇る男子生徒をゲットするため
「お弁当お届けレース」でしのぎを削っていた。
美園は人気No1の赤御門凛音の婚約者となるため、様々な手を凝らしてレースに勝とうとする。
しかし学園を支配する七大美人セブン・シスターズの存在と、ライバル女子・渋水理穂に阻まれ、中々赤御門に弁当を渡すことができない。
渡せなかった弁当は、幼馴染の中上兵太に三百円で売っていた。
しかし兵太に接近する女子・川上純子が現れ、兵太は「美園と弁当を食べる事はできなくなった」と告げる。
ショックを受ける美園は、最後の最後で兵太に自分の気持ちを伝える。
●第二章・・・幼馴染の兵太と付き合うことになった美園。
だがそれに納得できない川上純子が、美園に勝負を挑んでくる。
そんな時に美園が最後のレースに参加した時に「ワックスを撒いて全員を転倒させる作戦」により、
学園の女王・雲取麗華から懲罰を受ける事になる。
そこでライバル女子・渋水理穂の罠により、校外の男達にリンチを受けそうになる。
その美園を助けたのが、人気No3の剣道部主将・紫光院涼だった。
紫光院にも心を惹かれて行く美園。
そんな時に、兵太が自分とのデートをドタキャンして、川上純子と一緒にいる所を偶然見てしまう。
美園は兵太と別れる事を決心する。
しかし本心はまだ兵太への気持ちが残っていた。
ある土曜日、兵太と川上純子は遊園地にデートに出かける。
美園も親友の計画により、同じ遊園地へ知らずに行っていた。
夜になって「帰りたくない」と兵太に迫る川上純子。
そこで親友が「美園が病気で家で苦しんでいる」とウソのメールを兵太に出すと、兵太は川上純子を残して、急いで美園の家に向かう。
これにより、美園は兵太とやり直すことにした。
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