パレメント中心の社会
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この世界にはすべてのパレメントの力を扱える、強大な権力を持った「カンカラー(征服者)」が存在する。
この世界の人類は、体外へ放出されるパレメントエネルギーの数%を、カンカラーに納める必要がある。
納められたエネルギーは、公共サービスの提供にあたって利用されたり、後の未来に備えて蓄えられるエネルギーであったり、まるで税金のようなシステムであり、地球の未来を見据えた有難い政策とも言える。
だがしかし、カンカラーの思想において、パレメントの力を発揮できる者は「スカラー」、反対に発揮できない者は「アンスカラー」と呼ばれ、「地球の未来に貢献できない者」というレッテルを貼られ、差別を受けるという風潮が高まってきている。
近年では、高い社会的地位や能力を悪用するスカラーが増加し、非力な人類を脅かす脅威になりつつある。
ペインティアンは、そのような脅威に立ち向かう存在として、人類皆幸せに暮らせる明るい未来を夢見て戦いに挑むのであった。