八岐大蛇の末裔に生まれた八岐8兄弟。
10年前の両親の死をきっかけに異能力に目覚め、異能力と共にあるのが当たり前の日常だった。
それこそが「異常」であると気づかずに。
この物語は、「日常」を取り戻すために奮闘する8兄弟の物語である。
八岐 赤亜-やまた あかつぐ-
八岐家長男。炎の能力を持つ。
誰よりも正義感が強く、自分より他人を優先する。
虫が大の苦手。
八岐 青也-やまた せいや-
八岐家次男。水の能力を持つ。
兄弟一頭がよく、物事を冷静に判断する。長男の赤亜と似て熱い一面も持ち合わせている。
八岐 緑-やまた みどり-
八岐家三男。植物の能力を持つ。
優しげな表情をしているが、腹黒くいたずら好き。過去の出来事から能力を一切使おうとしない。
八岐 紫鶴-やまた しづる-
八岐家四男。氷の能力を持つ。
全ての家事を担う。一番の常識人で苦労人。自分の中にいるもう一人の自分のことを毛嫌いしている。
八岐 黄輝-やまた こうき-
八岐家五男。雷の能力を持つ。
成績、運動など何をしても普通。それに対しコンプレックスを抱いており、赤亜に嫉妬をしている。
八岐 茶奈-やまた さな-
八岐家六男。地の能力を持つ。
極度のドジっ子体質。勉強はできないが、美術の才能がある。二本のおさげはアホ毛。
八岐 黒一-やまた くろかず-
八岐家七男。闇の能力を持つ。
あまり感情を出さない。首元にある印を隠すため、母親から貰ったマフラーを肌身離さずつけている。
八岐 白二-やまた しろつぐ-
八岐家八男。風の能力を持つ。
甘え上手で年上にはとにかく媚びを売る。本性は嫉妬深く、黒一をライバル視している。
しづ
紫鶴の裏の人格。赤亜によって名付けられた。
紫鶴の穏やかな性格とは反対に、短絡的で野蛮。
弓は殴るもの。
最近の物事に疎い代わりに妖や神についての知識が豊富。
パンケーキが好物。彼曰く、紫鶴とは別物らしい。