──棺の中、白い布と瑞々しい花々に囲まれて眠る椿は綺麗だった。
深山瑞稀は、ルームメイトの戸田椿の突然の死から立ち直れずにいた。
カーテンを開けることも外に出ることもなく、無為に過ごす日々。そんなある日、遺品整理を始めると、三枚の奇妙な写真を見つけた。
それらは、特に有名な場所でもない何気ない風景写真で、アルバムに収められずに、乱雑に保管されていた。アルバムに収めないのに、なぜ印刷したのか。そもそもどこの写真なのか。謎は増えるばかりで、瑞稀の心は三枚の写真に囚われていく。
その謎が椿からの最後のメッセージのように感じた瑞稀は、写真の場所を探す旅に出る。
※感想等→マシュマロ(https://marshmallow-qa.com/vdpbkl194ckhlhk?t=6KjsmC&utm_medium=url_text&utm_source=promotion)
※文学フリマ東京39にて頒布した作品です。頒布より1年経ちましたので、WEB公開します。
※イヤミス気味です。
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