人物資料 八月朔日宮天雨
0
64
現在の八月朔日宮雹雨の実兄、猫背だがそこそこの長身で堂々としていれば顔だけで世の中渡っていける程度の容貌。ただ幼少期から気を許してない人間がいる場所での吃音が酷くまともにコミュニケーションが取れない。
術者としては「上の中」だが一切誰にも遺伝しなかった雹雨の使用していた万融万結の一部を理由は不明ながら使用可能、しかし雹雨が先天的に持つ無限と言えるような霊力を有さない為一発使うのが限界。かつ未だに不老の術者でも無い故自らを「雹雨の器の出来損ない」だと認識している。
「自分と違ってちゃんと大学まで行ったりしているのだしそこは仕方がなくない?」と流石に雹雨に思われているし、彼と法術の得意分野の似ているリセの世話係という名の助手やらなんやらの概ね全てに当てがわれた。尚「同級生なんですね」と頑張って言ったら「高校と大学で三回留年してるからその概念無いわ〜」と返されて元々憧れの術者だった事もあり流石にちょっと引いた。
因みに器の出来損ないだという自認は正解である。
出来損ない故に雹雨が使えない物の多い一般的な法術を普通に使用する事ができ、そして少なくとも一回は雹雨の「基本的に二回目を使う必要性のない」それを使用できる。つまり実は実質的な上位互換になりかねない器ですらある。