【再録】暁を渡る流星、運ぶ舟は何処へ【アサラシュ】
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2019年に発行したアサラシュ本のWeb再録です。
その節はお手にとっていただきありがとうございました。
【あらすじ】
特異点となる可能性のある時代へ調査に行ったアーサーが生前のアーラシュと出会う話。
英雄となることに迷いのあるアーラシュの気持ちに気付いたアーサーは―――…。
※時代考証がめちゃくちゃなので、細かいところに気を使われる方はオススメしません。
※前半はオリキャラが多数出てきますのでご注意ください。
※詳しくは言えませんが、物語諸々の都合上アーラシュのメンタルが脆いので苦手な方はご注意ください。
【以下独り言】
「世界を守るために愛する人を殺せるか」みたいなカプ問答、不定期に見かけますよね。これ系の問答を考えるのは好きです。
私的にアサラシュは「世界を守るために愛する人を殺せる」派です。
それが例え、生前のアーラシュが死にたくないと言ったとしても。
アーサーは世界を救う英霊、アーラシュも世界を救う英霊。
蒼銀で「お前は正しい」と言ってくれたアーラシュを信じてアーサーは進むと思います。自分を信じてくれたアーラシュだから、アーサーも自分の信じた道を進めるのだと思います。
アーラシュのその言葉は、アーサーの路を常に照らしてくれる優しい言葉だと私は信じています。
だから、生前のアーラシュが特異点に成り得る存在になるのなら、アーサーはアーラシュを殺す選択をするでしょう。
そこに葛藤がないとは決して言えません、が、アーラシュはアーサーの進む路を切り拓くし、アーサーもアーラシュのために進む路を切り拓ける………そんな信頼関係があっても良いのかなと思いました。
そんな話を描きたいな～と思って描いたような気がします。
やっぱりアサラシュは良い。
