公開投稿

2026.01.04 03:58

SS:新年イチャイチャデュラホ短編

「……ん……あれ……」

 いつ眠りに落ちたのか全く記憶がない。

 部屋は明るくなっているが、時間は全くわからなかった。

 体を動かそうと試みるが、これも全く動けなかった。

 理由は明らかで、裸のデュランが隣で自分を抱き込んだまま寝てしまっているからだ。

 腕に収められるようにしっかりと腕が回されている。

 ああ、そうだった。

 昨日……いや、おとといだったか……もういつからこうなったか忘れてしまったが、家に着いてから服を着た記憶がない。

 目の前のデュランの胸元に目を向ければ、無数の赤い跡と、細かな傷跡。

 一部始終の記憶が波のように押し寄せて、顔が熱くなるのを感じた。

 ……あーゆー時ばかり、カッコよくてずるすぎるんだ、こいつは。

 愛おしそうに自分を見つめて、甘い言葉を囁いてくるデュランの顔を思い出すのと一緒に自分の醜態まで思い出してしまい、その記憶を振り払うように、その胸に顔を埋める。

 時は新年。

 フォルセナ市街から少し離れた場所にある小さな家にデュランと移り住んで、初めて迎えた新年の祝いだった。

 その前の日、デュランは早々に仕事を終えて、デュランの実家に招かれて一緒に過ごして、街は年が変わるまで盛り上がって、そのまま朝日が昇るまでお祭り騒ぎ。日が昇って自宅に2人で戻ってきたが、お互いその雰囲気と祝いで振る舞われたお酒で気分は高揚したまま、気づけば抱き合ってそのまま何度も抱かれて、酔いも目も覚めたらこの状態だ。

 ナバールでは新年をこんな風に祝う習慣はもちろんなく、初めての体験に自分もちょっと羽目を外しすぎたと思っているが。

「……なんかすごい……楽しかったな……」

 初めて見た祝いの食べ物や酒類、その街の出来事はとても新鮮だった。

 デュランの体がモゾモゾと動き出して、腕の拘束が緩められる。

「……ん……ねみぃ……」

 が、小さく一言発したデュランにそのまま改めて強く抱きしめられる。

「ちょっと、苦しいってデュラン、もう少し離れてくれ」

 うーん、と唸っているが力は変わらない。

 このまま抱かれているのも悪くないが、さすがに少し体を起こしたい。

 背中に手を回して、背筋の辺りを指でつーっとなぞると、あまりデュランから聞いたことがない高い声が発せられて、拘束が解かれる。

「ずりぃぞ、ホークアイ!」

「いやいや、お互い様でしょ。おはよう? デュラン」

「おはよう……なのか? 今何時だ?」

「オレもさっき起きたばっかりだから……昼くらいじゃないか?」

「もうそんな時間か……まだねみぃ……」

 まだ布団を被ったまましぶとく縋っているデュランを横目に、ゆっくりと体を起こす。

 さすがにスッキリとした目覚めというわけにはならず、体のあちこちが痛い。

 軽く部屋を見渡せば、綺麗好きなデュランがため息をつきそうなぐらいには物が散乱し、服が脱ぎ散らかしてある。

 今は全く片付ける気にならないので、一番近くにあった上着を羽織って、机に置かれたコップに適当に水を入れて1杯飲み干す。

 思った以上に喉が渇いていた。数時間ぶりの水が体に染み込むようだった。

「ねえ、デュランも水飲む?」

「……持ってきてくれ……」

 珍しく自分で動こうとしてこない。

 めんどくさかったので、今自分が使ったコップにそのまま水を注いで、デュランの側に持って行く。

「飲むなら体起こせよ」

 デュランに声を掛けると、ボサボサになった髪を掻き上げながらゆっくりと体を起こして、差し出したコップを受け取り一気に飲み干した。

 デュランはそのコップを適当にベッドの脇に置くと、そのままこちらの腕を引いて無理矢理ベッドへ引き戻した。

「わ、ちょっとデュラン!」

「この上着、邪魔だから取るぞ」

「邪魔って、キミさぁ……寒いんだけど」

「寒いならまたくっついとけばいいだろ」

 腕の中に再び収められてしまい、そのまま首にキスをされる。

「ちょ……っと! デュラン、待って」

「待たねえよ、お前とこうして時間を気にしないで抱き合えるのも久しぶりなんだぜ……はー、本当、可愛いなホークアイ」

「……そうに言ってくれるのも、キミだけなんだけどねぇ」

「他のやつに言わせてたまるか。可愛い、綺麗、愛してる、オレのホークアイ」

 耳を甘噛みされながら、徐々に甘くなる声色に条件反射で身震いしてしまう。

「昨日からどうしたのさ、デュランくん? 変なものでも食べた?」

「お前をいただいたけど、まだ足りねぇな」

「……ばっかじゃないの!?」

 茶化して有耶無耶にしようとしたが、予想の返事をされて、こっちが折れてしまった。

「本当……バカだよ、デュランさ……」

「お前だから、バカになれるんだよ」

「……わかったよ、降参。キミがオレのこと好きなのはもう充分わかったよ」

「じゃあそろそろ黙って、口開けろ」

 低い声の命令口調で言われてしまえば、もう抵抗なんてできるわけがなく、それが悔しかったのでデュランの首に腕を回して、わずかな反抗でこっちから舌を入れる。

 ぐっと腕に力がさらに込められて、さらに肌が密着する。

 デュランの肌が、暖かくて、心地よい。

 新年が始まったばかりだというのに、長い1日になりそうだ。

えっちなとこ入れたら長くなりそうだったのとどこに入れるか場所を失ったので入れなかったけど

ちょっとだけ書きたかったので下記はおまけ

「あっ、ああっ、あ、デュラン……! ああっ」

 指先は無秩序にシーツを手繰り寄せて、淫らに腰を上げて、肌がぶつかり合う音と、いつも以上に甘く高い声で啼くホークアイの声が、ここまで聞こえてくる街の喧騒と混ざり合って部屋に響いている。

 祭りから戻ってきて部屋に入った早々、どちらから始めたともわからず、深いキスをしてお互い脱いで脱がせて、この状態だ。

 酒が入って高揚したホークアイの肌がいつもより赤く染まって、汗なんだか涙なんだか別のモノなんだかもうわからなくなって濡れている姿が、扇状的すぎる。

「エロすぎるな、ホークアイ……たまんね……」

 呟くと、乱れた髪の向こう側から、涙で潤んだ目と涎で濡れて小さく開いた口がこちらを向いた。

「ああ、だ、だって、デュラン、のが……気持ちいいからぁ……」

 こっちのせいとでも言いたかったのだろうが、その言葉は逆効果だ。

 繋がったまま右肩を引き寄せて、ホークアイの顔をこちらに向ける。

 必然的に右脚が上がったので、こちらの肩に乗せて、さらに奥まで秘部に押し込む。

 グチュグチュと音を響かせて、白濁を隙間から溢れ出させている。

「ああっ、奥、あっ、ぐちゃぐちゃにしないでぇ、ああ」

「可愛いすぎるんだって、お前がさ。大丈夫、本当可愛い、ホークアイ。好きだ、好きだからもっと気持ちよくなりな」

「あっ、や……ああ、デュランっ、デュラン好き……デュランも、もっとオレで気持ちよく、なってよぉ……」

「……っ、お前さあ! いい加減にしろよ、ホークアイ!」

 本当に気持ちいい時は知っている、こうして無駄に素直になってくるところがもっと見たくて、もっと乱れさせたい。

 腕で顔を隠してしまったので、その腕を無理矢理剥がして首に回させる。

 ホークアイの指先に力が入って、こちらの首に爪をたててくる。

 本当に感じているのだろう、小さく開いた口からはもう甘い吐息しか出てこない。

 本人はいつも否定するが、この必死な姿は可愛らしすぎるんだ。誰にも見せたくないという独占欲が腹の底から湧いてくる。

「可愛い、本当可愛いよ、オレのホークアイ」

「ああ、もう……キミのだから……もっと好きにして……デュラン……!!」