震電みひろの本棚

生きる伝説である武闘派ヤクザ・村雲晴治。
彼はヤクザではあったが曲がった事は一切しない、素人には決して迷惑を掛けないと言う、正統派極道であった。
孤児であった晴治を育てたのは村上組の組長だが、彼は何者かに殺された。
その黒幕は村上組長の甥・暗堂達也。
晴治は達也と死闘の末、相打ちになって炎の飲まれた。

そして晴治が再び目覚めた時……なぜか彼は美少女女子高生・京奈月美湖の身体になっていた。
彼女は晴治も良く知る警視庁暴力団対策課の京奈月刑事の一人娘だった。

晴治は「なぜ自分が彼女の身体になっているのか？」その理由を探している内に、様々な事件に巻き込まれて行く。

美少女転生バイオレンスアクション！

【登場人物】
村雲晴治（むらくも　せいじ）
享年４０歳。武闘派ヤクザ。地域の伝統的なヤクザ・村上組に所属。
正統派ヤクザを目指しているため、絶対に麻薬などには手を出さない。
組長である村上正行に育てられており、強い恩義を感じている。
暗堂達也と相打ちになり、京奈月美湖に入れ替わる。

京奈月美湖（きょうなづき　みこ）
１６歳。礼智院大学付属高校二年。
頭脳明晰、運動神経抜群、それでいてお淑やかで明るい性格の万能美少女。友達想いでみんなに優しい。
スタイルも良く、身体は細身だがバストはＥカップ。
新体操が得意で全国入賞レベル。
しかしなぜか魂が村雲晴治に代わってしまった。
その裏には何かの事件が関わっているらしいが・・・
父親は警視庁の暴力団対策課の刑事部長・京奈月門土。

暗堂達也（あんどう　たつや）
享年３８歳。村上正行の甥だが、村上組に反発して半グレ「爆竜会」を創設した。
恐喝、麻薬だけでなく、女性を風俗に落とし込むなどの非道な方法を使う。
その勢いはかなりのもので、既に関東主要都市で様々な場所で勢力を伸ばしている。
村雲と相打ちになり、同じく炎の中で死んだ。

志藤直哉（しどう　なおや）
二十歳。幼い頃、両親に虐待され、晴治に拾われて以来、ずっと一緒に暮らしている。
直哉にとって晴治は「親であり、兄であり、先生である」
晴治には「チョロヤ」と呼ばれている。
晴治のような「正統派ヤクザ」になりたいと思っている。
見かけは優男でけっこうイケメンだが、中身はかなり硬派で武闘派。
愛車はトヨタ８６、ただし晴治のランクル８０も持っている。

京奈月門土（きょうなづき　もんど）
警視庁・暴力団対策課の刑事。美湖の父親。４６歳
警視庁・組織犯罪対策部・警視
かなりの強面だが、一人娘には異常に甘い。
晴治の事は「ヤクザで狂暴な男で手を焼かされるが、曲がった事はしない奴」と一定の評価をしている。

八雲百合佳（やくも　ゆりか）
１６歳。礼智院大学付属高校二年。京奈月美湖とは中学時代からの親友だった。

鞠緒優菜（まりお　ゆうな）
１６歳。礼智院大学附属高校二年。美湖や八雲百合佳の友達。姉御肌。

佐宮陽菜（さみや　ひな）
１６歳。礼智院大学附属高校二年。美湖や八雲百合佳の友達。幼い感じで小学生に見られる事も。