サイバーパンク作品群「THE RED COAT」より。

作品の舞台となるメガフロートによって構成される人工島の海洋都市、それがイースタンメトロポリスとなります。

太平洋赤道上に建造されたこの人工島は都市中心に浮遊する反重力軌道エレベータ「ペンデュラム」を擁し、

国家解体戦争における企業陣営勝利に主要な役割を果たした９企業「ファースト・ナイン」と９企業合弁の第３者機関である中央行政府によって統治されています。

各地域はメガフロートの建造を設置を行っている９企業によって支配地域が策定されているものの、

市民生活の往来は活発でありメトロポリスに登録されている市民は各地域への移住や行政サービスの援助などを平等に受ける権利を持っています。

またメガフロートの領有権における係争解決手段である「決闘」にも厳密なルール整備がなされており、

企業間における武力闘争もそのルールのもと執り行われている「調和の闘争」という代理戦争が日常にショービジネスとして執り行われており、

企業間の武力係争自体が都市市民最大の娯楽として定着しています。