◆神憑き◆
退屈を持て余した神々によって創造された、神様に等しい人智を越えた力・神通力を有する人間の総称。
人類だけにとどまらず神様にすら禍福をもたらす異端的存在なので、常に力ある神が傍に憑き護衛監視することから『神憑き』と呼ばれるように。
通常、神通力は人の身に耐えうる力ではないことから、神憑きは比較的短命だとか...。
◆神器◆
本作に登場する神器は、神器自体にも強力な力が宿っている。
人の身で扱うには 最悪死に至るほどに代償が重く非常に危険な道具。
扱い方は非常に簡単なものが多い。
とはいえ、神様にとっては必要不可欠な道具。
画家にとっての塗料、料理人にとっての計量スプーンのようなもの。
大抵の神様は神器がなくとも神通力を扱う事は容易だが、力加減を誤り厄災を招いたり、神通力の消耗がひどく、屍のように動けなくなったり、中には神器がないと神通力すら扱えなくなる神様も....。
ある人間は神器の代償として家族や命失い、
ある神はその身に異変が起き、本来の姿に戻れなくなる。なんてことも.....。
神器紛失は双方にとって非常にデメリットが高い。
◆神通力◆
主に通常の人間ではなし得ない、仏や神が使用できるとされる人智を超えた特殊な能力のこと 。
神が傍で監視せざるおえないほどの神通力を宿す人間の事を、神憑きと呼ぶ。
◆愛し仔◆
この世に存在する神憑きの中で最も神に近い存在。
その身に宿す神通力は計り知れないことから「人類・神々すべてに福徳をもたらす存在」と、まことしやかに囁かれることが多いことから、神の花嫁(花婿)候補にされることも珍しくない。
大抵は幼少期に様々な理由で、命を落とす事がほとんど。
◆七福神◆
恵比寿天・ 弁財天・大黒天・毘沙門天・福禄寿・寿老人・布袋尊の七柱の神様の総称。
福徳をもたらす神様たちとして有名。
◆宗像三女神◆
イチキシマヒメ、タゴリヒメ、タギツヒメの三柱の女神のこと。
三女神は、海や航海の神として有名。
一説によると 、イチキシマヒメと弁財天は同一視されることが多いが本作では別神。
◆打ち出の小槌◆
一寸法師で有名な神器。いわゆるハンマーのような似た見た目で、扱い方も至ってシンプル。
この神器で出来ることは主に3通り。
まずハンマーのように手に持つ。
1つ目、金銀財宝のように欲しいものを頭に浮かべ、空中でひと振りすれば欲しいものが顕現(けんげん)できる。 尚、生命体の顕現はできない。
2つ目、大か小か頭に浮かべ、対象を軽く叩くだけで対象を」変幻自在に大きくしたり、小さくしたりできる。
3つ目、物理。
◆五神家◆
神様に関わる全ての事を取りまとめる五大名家。
古より神憑きの輩出も非常に多く、五家であることから
麒麟含む四神の名を掲げ各方面を取り締まっている。
東の名家は青龍、西の名家は白虎、南の名家は朱雀、北の名家は玄武。
そして四家をまとめる最も力ある名家、麒麟の所在地は秘匿。
◆神域◆
神様が創造した空間。
この空間は基本的に一時的なもので、短くて一晩で消滅する。神域維持は一日単位。
神域が消滅した際、中に取り残されてしまうと魂共々、神域の消滅と共に消え去るとか...。
創造した神様によって神域の雰囲気はガラリと変わる。
◆白札◆
五神家の嫡子のみが作れると噂のひみつ道具。
仮に、白札を作れても使用できるかは話が別。
神通力が宿っている者が墨汁に己の血、または唾液を混ぜ、その墨汁で顕現したいものの名を白札に書けば顕現できるそう...。個人差があり大抵は神憑きであっても3年ほどの修行が必要。
生涯を費やしても顕現できないものは多い。墨汁を使わず使用することも可能のようだが...。
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