真っ赤、秋、ホットココア

pixiv投稿:2017年10月12日18:19


とある秋の両片想いうさとら。

フォロワーさんのお誕生日に贈った140字SSが少し消化不良だったので、増量してみました。
タイトルは頂いたお題をそのまま。
書くの楽しかったけど、あんまり上手く表現できなかった気がします……小説難しい(´-ω-`)

ちなみに元の140字SSはこちら↓

「肌寒くなってきましたね」屋外撮影が終わったばかりの相棒から、湯気の立ち上るカップを手渡された。中身を覗き込むと、コーヒーとは異なる優しい香り。「これ……」「たまには、甘いのもいいでしょう?」そう言うお前の声の方が俺には甘く感じて。こんなおじさんにハンサム無駄使いすんな、ばか。

薄着のまま待ってくれていた彼にささやかなお礼を渡した。「たまには、甘いのもいいでしょう?」途端にそっぽを向いてしまった彼に、何か悪かったかと不安になったが。「……さんきゅ」少し間を置いて、照れの滲む小さな声が返ってきた。ああ、可愛いな。顔は隠せても真っ赤な耳は隠しきれてませんよ?

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