高校1年生
瀬名15歳 春 高校1年生新学年始まり
親を説得し、晴れて公立高校に入学。
ゆるい雰囲気と明るさを持ったキャラクターとして、デビューする。
16歳 GW前半 高校1年生
クラスのカラオケ懇親会後、同じクラスの成瀬瑛士に声をかけられる。
向こうから音楽に興味ないのか聞かれ、生演奏のギターを聞く。
瀬名が初めて音楽に興味を持った。
[上手いか、下手か、なんてことはわからなかったけど。こんな大きな楽器から、音が出てくるのを生で聞いてさー。
──わくわくしたんだ。]
一方の瑛士は、純粋に演奏を楽しんでくれる瀬名に興味を持つ。
ライブハウスの話もして、
2週間後の週末に一緒にライブを見に行くことになり。
ここから長い長い付き合いが始まる。
放課後、クラスに残ってると悪目立ちするので、
学校の空き教室や外のベンチで会話するのが主だった。
16歳 5月 高校1年生
瀬名は友達からの指名もあって放送委員会に入る。
最初はやや気乗りしなかったが、何回か担当するうちに委員会の中でも目立つ存在になった。
ちなみに、瑛士は委員会に入っていない。
16歳 7月 高校1年生
高校卒業と同時に家を出るために、パン屋でバイトをはじめる。
親には部活動で遅くなると嘘をついていた。
実際は部活に所属していない。
16歳 9月 高校1年生
放課後だけで話したりない話題があり、
瀬名が声をかけてお昼を食べる。
以降、ふだんは別の友人グループで昼を食べてる2人が、
月に1,2回の間隔で食べるように。
その後、瑛士が昼食にパンしか食べてないことに気づき、茶化しながら心配する。
16歳 9月末 高校1年生
高校の文化祭。
瀬名がクラスでの店番担当になり、女装する羽目になる。
三つ編みのカツラにバフスリーブのブラウスを着させられ、オーバーオールの格好をする。
瑛士は完全にばっくれていて担当無しだったが、本番当日の廊下で瀬名とばったり出会いはした。
16歳 10月上旬 高校1年生
放課後、瀬名が遅れて瑛士の席に行ったら、
ノートを開いて考え込んでる瑛士の姿を見た。
ちらっと見えたノートの文面は、何かの歌詞を書いてるように見えた。
(注:GSS第4話曲の原型。もともと中学ぐらいから書きかけだった歌詞と向き合っていた)
曲が上手くまとまらずに諦めたその日、瑛士はキツめの悪夢を見た。
16歳 10月中旬 高校1年生
頻度が増えてきた放課後集まりにて。
瀬名が瑛士に「オリジナル曲つくってないの?」と聞いた。
ちょいと迷いつつも瑛士がノートを見せてくる。
瀬名が呼んで純粋な感想を述べると、瑛士が自分の作詞や作曲を解説したりなんだったら節をつけて歌ってくれる。
ひとしきり楽しんだ後、瀬名が「これ、歌ってみてもいい?」と聞く。
瑛士は「そ(んなに面白い曲じゃねえけど)」と言いかけたがやめて、
2人で一緒に歌ったり演奏したりしてみた。
この時期あたりから、2人は音楽で遊ぶことが増える。
16歳 11月 高校1年生
文理選択の話。
瀬名が話題を出すと、瑛士が成績表を見せてくる。
両方ともいけなくもない微妙なライン。
瀬名が自分の成績だけで「俺は文系にしようかな~」と言ったことで、
瑛士が文系に決める。
(補足:瀬名の成績は中の下程度。
国語の読解だけは模範解答を毎回たたき出す)
このあたりから、
クラスメイトにあの2人がどうやら仲いいっぽいとバレ出す。
16歳 12月中旬 高校1年生
瑛士から集まる場所を変えたいと言われる。
寒いらしい。
空き教室には空調がない。
夏場は扇風機持ち込みやタオルでごまかせたものの、
冬の寒さはどうしようもできなかったようだ。
学校内で空調が使えて、気兼ねなく演奏ができる場所を探したが見つからず、
当時行きつけの楽器屋店長に雑談がてら相談したら、使ってない倉庫を貸してもらえることになった。
以来、瀬名と成瀬のたまり場は、学校の空き教室と楽器屋倉庫の2カ所になる。
↓上記設定を元にした1.5次創作小説はこちら
https://twitter.com/ryuune1002/status/1571312816262619137?s=20
16歳 2月14日 高校1年生
高校入ってはじめてのバレンタインデー。
不思議なことに(あたりまえなことに)瑛士がモテる。
約30個はもらっている。
一人、瑛士に直接告白する猛者がいたが、「今は興味ない」の一言で切られていた。
瀬名はチョコを代わりに渡す係&ふたりで消費する係をやっていた。
友チョコもそれなりの数をもらっている。
高校2年生
16歳 春 高校2年生新学年の始まり
瀬名と瑛士のクラスが別になる。
(高校3年も別クラス)
別クラスになってしまったので、
放課後に加えて昼も話したいときは、食堂の片隅で食べるようになる。
17歳 4月27日 高校2年生
瀬名の誕生日。
瑛士が一週間前に誕生日だと偶然知る。
物を準備する時間もなかったため、
(瀬名視点から見れば唐突に)飯に行こうと誘う。
事情がいまいち良くわかってない瀬名からリクエストを聞いた結果、
イタリアンでケーキを食べることになった。
17歳 春 高校2年生
瑛士と練習終わりの雑談中。
「お前、人によく合わせてるよな」と痛いところを突かれ、
初めてムキになって反論する。
それ以来、瑛士がその話題を振ってくることはなくなる。
[だって。瑛士にさあ。
「こいつは無理して俺に合わせている」って思ってほしくなかった。今も昔も、瑛士に合わせてないし。]
17歳 7月中旬 高校2年生
幼なじみコンビが下の名前で呼ぶようになったキッカケ。
文化祭でミニライブハウスイベントが行われることを知り、
瀬名が言いだして出ることに。
申込用紙に名前を書く際、瑛士が瀬名の下の名前を(ようやく)知る。
瀬名がひとしきり驚いて話がいったん切れた後、
瑛士に下の名前で呼んでもいいか許可を取り、
「勝手にしろ」と言われる。
その後、瑛士がしれっと名前呼びになる。
17歳 8月11日 高校2年生
瑛士の誕生日。
瀬名は前回の瑛士に合わせて飯をおごる。
別に食べ物縛りである必要がないと知り、
次回以降はプレゼントをゆるーく贈り合うようになる。
17歳 9月末 高校2年生
文化祭の日、ミニライブハウスで午前一回、午後一回の演奏。
午前より午後の方がお客が増えるほど、手応えがある盛り上がりだった。
演奏終了後、
瀬名と同じクラスで別友人グループに所属している女の子から告白される。そして、その場で断ってしまった。
[同じだけの好意を返せる自信がなかったんだ。
あと、その。まっすぐに好意を口にして、無償の愛だって言う彼女が怖かった。]
明くる日、瑛士と○野屋で打ち上げ。
瑛士が次は何をしようか話を振ってくれる。
17歳 2月14日 高校2年生
放課後、瑛士のバレンタインチョコレートをふたりで消化した。
瑛士が自宅で残ったチョコを食べようとし、中に隠されたカミソリで怪我をする。
17歳 冬 高校2年生
瑛士が放課後の集まりをパス。
瀬名はバイトも特になく。
ふだんは降りない駅で人混みを眺めていたら、
瑛士一家がタクシーで降りて飲食店に入る様を見る。
ここではじめて、瑛士の家族は仲が良いことを知る。
↓その時の様子を書いたショートショート
https://twitter.com/ryuune0321/status/1400032654284652550?s=20
高校3年生
17歳 4月 高校3年生
瑛士が再び放課後の集まりをパス。
瀬名が思わず「なにかあるの?」と聞いたところ、
「今日は親がふたりとも帰ってこないから、適当に飯食ってこい、って。
俊樹もくるか?」
頷いた後、放課後パスになる理由を聞くと、
「その前に妹を迎えに行かなきゃいけねえから」と回答。
瀬名がはじめて瑛士の妹と会う。妹は当時小学四年生。
ここから、「お兄ちゃんのお友達の俊樹くん」呼びがはじまる。
18歳 5月中旬 高校3年生
瀬名が2年続けた放送委員会から卒アル制作委員会に入る。
以降、最後の年はイベントの度に撮影やインタビューに追われ、慌ただしくも楽しく過ごす。
18歳 5月下旬 高校3年生
昼休み、瀬名が38度台の熱だと瑛士にバレる。
保健室に連れ込まれ、無理矢理寝かしつけられる。
その後、高熱と親への連絡を恐れた不安から悪夢を見たり、瑛士がずっと側にいて授業をサボったり、2人とも両親が不在だったりした結果、
この日は瑛士の家に泊まることになった。
妹さんからポカリをもらったり、瑛士がおかゆを作ってくれたりして、まともな看病を経験した。
朝は37度前半まで下がったので、お礼に朝ご飯を作って3人でテレビ見ながら食べた。
帰り際、瑛士の母親とすれ違い、苦手な人だと感じる。
18歳 9月 高校3年生
進路について瑛士に話を振ったとき、
卒業後もバンドを組んで音楽を続けようと誘われる。
「そっか。高校卒業しても、音楽は続けられるんだな。それだけの実力が、俺たちにはあるんだな。じゃあー、やらなきゃだなー!
・・・・・・誘ってくれて、ありがとう。」
18月 11月 高校3年生
自分の卒業文集を書く段階になり、筆が止まる。
宿題で持ち帰り、悩みながらも書き上げる。
『高校3年間。友人と音楽活動ができた日々は一番の宝もので、卒業後も音楽を続けようと誘ってくれた日を、将来の夢をくれた日を、忘れることはないでしょう。
私は将来を考えたことがなく、なるように生きるだろうと思ってました。そこに、新たな道を示してくれたことを感謝します。』
18歳 2月14日 高校3年生
瀬名が去年の文化祭で告白を断った女子からチョコをもらう。
進路は別、もうこれで心残りもなくなった、受け取ってくれてありがとう。そう話す彼女に、曖昧な受け答えしかできなかった。
瀬名はそれに気を取られていて、今年は瑛士からチョコ消費会に誘われなかったことに気がつかなかった。瑛士は今年のチョコを全て捨てている。
18歳 3月 高校3年生
パン屋の主人から進路を聞かれ、バンドマンになると答える。
主人は心配しつつも、本人が選んだ道だと応援される。
↓それ絡みの設定まとめ
https://fusetter.com/tw/7iYEYqGD
そして、2人は
ボーカルとギターだけの
アマチュアバンドを始めた。