公開投稿

2026.01.07 22:00

魔女エンマ語ろうの回

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お久しぶりです。

先日のコミティアにて頒布した本の話をしたく、久しぶりに長い文章を書きます。

いや、広くて盛況で楽しかったですね!!!

結果的に出張編集部に籠もりっきりになってしまったので、会場をあまり楽しめていないという部分が心残りなのですが、久しぶりのイベント参加でときめいた気持ちを思い出しながら書きたいと思います。


今回頒布した新刊、『魔女エンマと使い魔の不機嫌な日々』より


何年前だったか忘れましたが、「魔女集会で会いましょう」というタグ(流行り?)がSNS上でありましたね。

幼い少年を拾う魔女。数年後、大きく成長してたくましくなった少年が魔女を翻弄する……といった作品がたくさん見られました。

ですが内容とは関係なく、個人的に「魔女集会」という言葉が面白くて。

だって歳をとらない女たちの集会、いじめとか嫌味とかモリモリで絶対楽しくないじゃないですか。


自立していて使い魔と仲の良い素敵な魔女たちがたくさんいる中、そうなれない冴えない主人公がいても面白いじゃないか。

ということで、イケイケ港区系魔女たちに馴染めない落ちこぼれの魔女エンマを主人公に、キャラクターを考えました。

エンマは仕事も家事もあまりできない、使い魔を拾って育てる器もないダメダメ魔女です。年齢は120歳くらい。

魔女たちの中ではかなり若い方です。


一方のヒーロー役アールは、そんなダメダメなヒロインを献身的に支えつつ、罵倒し馬鹿にしこき下ろし、空いた時間に街で女の子と遊びます。

でも実はエンマを強く想う、優しく愛情深いキャラです。


最近お笑い芸人さんで、能力も行動力もあって皆に好かれているボケと、仕事しない約束も守らないダメなツッコミ、という構図をよく見る気がして、私自身も好きなので、そんな二人の空気感を目指しました。



今回の制作期間は連載終わってからのおよそ2か月、ですが原案になるネームは2023年に作っていたので本当の制作期間はもっと長いかもです。

2023年当時、何度かお世話になっていた編集さんに見せたりしたのですが、良い感触を頂けず、とはいえ気に入っていたので同人誌として形にすることにしました。

2023年のネームを2025年の私がどんなふうに修正したのか、ちょっと振り返ってみます。


▽これは2023年のネーム


▽2025年に修正したネーム

セリフがフキダシに収まっていなかったりして、ちょっと読みづらいかもしれません。ごめんなさい。

こうして見てみると、2023年のものはセリフが多いですね。

モブの会話のリアリティを出すための台詞(アキコがどーのこーの)とか、物語に関係ないしいらないんですよね。

それと、効果的でない扉絵の使い方とかしてますね。この辺りは自分で気づいて直せるようになりました。


しかしまだまだ読みやすくできそうだなあ、と改めて今回の本を見返して思います。

ファンタジー設定がキャラクターの感情に説得力を与えるように描くべきなんですが、そうなっていない。

絵ももっと見やすく作れるはずですね。

時間をかけて描いたのに、思っていたほど感情を動かす絵にならなかった、なんてコマがたくさんありました。


でもいい本になりましたね。表紙もめっちゃ可愛い。


次のイベントは関西コミティアです。

イラスト本作りたいな~→やっぱ漫画がいいな~→そんな時間ないな~グッズとかかな~

と言っていることがコロコロ変わっていて不甲斐ない限りなのですが、何かしら新しいものは作って行くと思います。