曽我五郎時致と芳年へ
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月岡芳年 月百姿 「雨後の山月 時致」のオマージュです。
これを描いた当時、シンウルトラマンを観てすぐだったわけですが、昔の人にとってのヒーローってのは、浮世絵に描かれた、こうしたつはものどものことだったんじゃねえかって、思います。
わしらがヒーローのソフビ買ったり、フィギュア集めて、かっこええなあって思うのと同じように、月岡芳年が描いた曽我五郎を、昔の人はかっこええなあって思ってたんやないですか。
復讐に囚われた悲劇の物語っていうのは、神視点の結果で、その、真っすぐ本懐に向かって突き進む、曽我五郎の力強さに、芳年も、人々も、惹かれたんやないですかね。
※タグ参加させていただきました。ありがとうございます。来年も、何か描きたいと思います。