公開投稿
2025.12.26 17:29
「zzz」2025/12/26の雑記
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一日のほとんどをうとうとしながら過ごしている。最近はこまぎれの夢で、寂しいかどうかを訊かれる。それから、今までしてきたその質問の数を教えられる。寂しさを刷り込まれるのは癪に触るので、起きたらとりあえず本をひらいている。寂しいことは悪いことではないし、どうにかしようとしても消えないし、質問はあってないようなものだ。ただ、自分の寂しさが与えられるものであることには違和感がある。寂しくなっていい権利を剥ぎ取られているようで嫌だ。私は私の思うように寂しくなるのだ。
毎日政治のニュースを見て具合が悪くなる。首相が変わってからこうなることは予見できていたが、実際に生活に首相の顔がでかでかと埋まってくると、厳しいものがある。圧迫されている。ずっと吐きそうだ。日々視界が暗くなる。
元気が少なめだ。今出ている分が元気のすべてであるので特にできることはない。寂しい?と問うてくる人間が座る椅子と首相の顔面が頭の中に同時に存在していて、前者ほんとうにごめんね、と思いながらたまごサンドをもそもそ食べる。腹がべこっと凹んでいる。肋が細くて、なんだかぼーっとしてしまう。自分を抱きしめながら眠る癖がある。腕を巻きつけた先に肋があるとひっつかみやすくて便利なのだ。骨に指を引っ掛けて眠る。折り畳まれた紙みたいに、秩序をもって眠る。もう半分意識が溶けだしている。これ以上眠りたくない。眠くなると、腹がむかむかしてきて、喉元が緩んで、頭の力が抜けてずっしりとしてくる。瞼が眼球に近くなる。擦れやすくなる。今日は20時から連作歌会がある。詠草読み込みと評のメモをしておきたい。20分後にアラームを仕掛ける。寒い。また妹が俺との血縁関係があるというだけで号泣した日のことを思い出している。駈込み訴えを朗読しているときだけ、ちゃんと苛々できて大きな声が出せる。