「日照雨」/スカイブルーとお茶会【VocaDuo2024】
34
ボカデュオ 2024 参加作品です music & lyrics:ユジー @hsURanus_yuzy vocal:遠坂ソニア @soniatoosaka mix&mastering:euNor (Omni Sounds Lab.) @Omni_Sounds_Lab illustration:はやまはしを @hashiwo8400 movie:あいり @airirick 歌詞 夕立のあとの匂いにはちゃんと名前があるらしい いつもいちいち記憶を連れ出して困るの 39 ℃の地面が育てた陽炎ゆらゆら昇る ここまでおいでと手招きをしている はぐらかすときのあなたの口癖「大人になったら」 それは永遠に来ない未来のこと 目を逸らしながら「嘘でもいいから」なんて思ってた 私 指の先をただ見ていた 愛 愛 のようなものを そう、確かにあの夏の日 世界には二人だけでした 秘密 バス停 雨のあとの虹 恋と呼ぶにはあまりにも短すぎる夢だった 青よりずっと 碧い空 あの日と同じ 電車が散らした小さい火花がふやけた空気に爆ぜた うわの空の朝に濡れながら歩いた さよならで止まった景色に灰色が抜けて綺麗になっていく それは永遠に過去にしていくこと 「約束」なんて意味のない事があの頃のすべて いつか置いてった場所でまた会ったなら 愛 愛 と思っていたものそれは 青い日の泡沫みたいに 愛 愛 でないとしても そう、確かにあの夏の日 世界には二人だけでした 透かす翠 体温が触れる距離 恋と呼ぶにはあまりにも短すぎる夢だった 禁じてもまたこうして思い出すのに 凪ぐ空の色 茹だる空気と 濡れたままの地面を蹴った日 色褪せないくらい鮮明にそこで泣き笑ってる 日照雨が止んで 虹になっていく 美しくなっていくのは何故? 終わらないと思っていた瞬間の季節 そう、確かにあの夏 世界には二人だけでした 落ちる茜 灯す肌の熱 恋と呼ぶにはあまりにも短すぎる夢だった 青よりずっと 碧い空 あの日と同じ あの日と同じ