大切なリボン
春嵐で髪を切った後、七緒ちゃんとお話した時に丁度吹いた風に攫われてリボンが飛んで行ってしまいました。
きっと髪が短くなったことで抜けやすくなっていたんでしょうね。
咄嗟に反応できず、見送ってから少し困ったように笑ったと思います。
その時、燿灯が戦闘の中で髪を切ってしまったことに泣いてくれていた七緒ちゃんにそれ以上の心配をかけたくなくてリボンの話は「わたくしは大丈夫よ。……でも、一緒にお迎えに言って下さいませね」それくらいの話で終わらせました。
大事に大事に髪飾りを選んで来てくれた七緒ちゃんの優しさ、暖かさにじんわり涙と共に自然な笑顔が出ます。
この髪飾りをつけるにふさわしい髪、自分でいられるように、「ミモザのヘアオイル」を使うのだろうと思います。