Skebによるコミッション作品となります。

御依頼者：Taiga Argyle様

制作年月日：2024_04_14

作品掲載URL：https://skeb.jp/@mcs_ace_kow/works/12

この度Taiga Argyle様よりご依頼いただき、かねてより進めておりました新作のコミッションが完成いたしました。

コミッションではやはり「自身の技術で自身の閃かない作品を描く」という機会に数多く恵まれています。

今回は特にフクロウなどは資料は持っていても描いた事の無い対象であり、改めて資料や写真を見返しながら描いたりとスケッチも含めて試行錯誤していました。

しかししっかり調べつつ描くと案外描くことはできるものなんだなと気づいたりと、普段描かないものを描くからこそ気づける知見というものには事欠かないなと思う次第です。

最近がこうしたキャラクターの動きという見せ方にも色々考えが変わってきたりと思案模索の新しい段階に来ていると考えています。

どういうことかと言いますと、従来のポーズは動きであっても止め絵であっても「見栄の様に決めポーズを描くこという方法に重点を置いていました。

しかし本当の動きは「動きと動きの間にある不安定」にこそあるのではないかとも思っており、最近はそうしたともすれば不恰好とも取れてしまう様な不安定さに躍動を垣間見せたいという表現を考える様になっています。

デッサンとして正しいか否かではなく、構図として収まりが良いか否かでもない。

絵が動くか動かざるかのただその一点を主題とするとどのくらい動くのだろうかということに強く興味が出ています。

今回の作品もそうした考えから導いた「動く絵」を目指して取り組んでみました。

本作品がご依頼者様に気に入ってもらえるものであったのなら、冥利に尽きるというものです。