Fの一日一創作 Day1105
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「自らの好奇心のために、自らを地獄に放り込む―探求とは、そういうものさ」
No.338 瑠川 多羽華(るかわ たはる)。
精神科医であった瑠川家の子孫。その頭脳は今は教授職に使われている。
跡取りは兄がするため、彼女は好きに動いている。考古学と地質学については最早権威レベルの発見をしている。
静かな口調の中にあるのは諦観。如何に過去を振り返れど、現実の人間が全てそれを踏まえた行動をすることはない。だから、同じ過ちは繰り返されるのだと。そう感じている。