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2025.01.06 01:13

びえふの思い出

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BFDI 15周年おめでとうございます!!!


 もう何日も前になりますが、2025年1月1日はBattle for Dream Islandの15周年の節目を迎えた日でした。

もう15周年だって……!時の流れが早くて驚くしこんなに長く続くジャンルだとは思っていなかったのでここまでの長寿ジャンルになってくれて嬉しいです……ありがとう……おめでとう……。





 ここではBFDIシリーズの私の思い出を語ろうと思います。15周年だからね!


 私はBFDIのシーズン1の後半から入ったと記憶してます。後に推しとなるマッチが青かったのを強く覚えているので、おそらく20話か21話のどちらかです。21話だった気がします。

 BFDIが現行シーズンだった2011年当時の私は英語なんてこれっぽっちも分からない小童でしたので、キャラクターが何を言っているのかはほとんど分からなかったですし、ストーリーも雰囲気だけで読み取っていました。なので実は詳しくストーリーを読み込めるようになったのは結構後になってからなのです。英語は難しい。フランス語よりはマシだけど。

 投票システムなどもよく理解しておらず、そもそもYoutubeのアカウントも持っていなかったので本当にただ最新話が投稿されるのを待って、投稿されたらそれを見るというだけでした。リスニング力なども今よりずっとなかったので、キャラクターたちの名前すらまともに聞き取れていませんでしたね……当時子供だったので大目にみてほしい。


 今でこそ人生最初の推しになっているマッチですが、実は初めて見たときに何が元ネタなのか全く分かっていませんでした(!?)理科の実験でマッチ棒が出てきてそこでやっとマッチの元ネタがマッチ棒であると頭の中で点と点が繋がったのです。それまではマッチ棒の存在すら知らなかったので、マッチ棒を知ったことで頭がスッキリしました。余談ですが、今の小学生は理科の実験ですらマッチ棒を使わなくなってきているらしいので、そうなるとどこでマッチ棒を知ることになるのか気になりますね。もしかしたら知らないままかもしれません。少し恐ろしく感じます。



 BFDIが完結して余韻に浸っていたら、2012年の6月にシリーズのシーズン2にあたるBFDIAが始まって高揚していたのを覚えています。リーフィが他参加者たちに追われている場面から始まる緊迫感漂う開幕からの非常にテンポの良い会話が妙に心地よく、それがあってかBFDIA1~5eは今でもシリーズ全体を通してかなり気に入っています。推しのマッチがBFDIA内でコンテストに参加できていた期間というのも大きいと思います。


 マッチといえば、実はわたしがマッチのことを推していると自覚したのはおおよそこのときでした。BFDIのときはなんとなく目が追っている程度で、他はバブルやリーフィ、BFDIAでも1話の時点ではパフボールが気になっているかも……といった具合ではっきりマッチが推しだとはしていませんでした。2話、3話くらいでようやくこの子のことが好きかもしれないと感じ始めていたのを今でもよく覚えています。特に3話はマッチの良さがかなり出ていると思っています。少しでも力をかけたら割れてしまうほどに身体が脆いバブルに割れない程度に寄りかかることができる理解度の高さや、説明も聞かず初対面のルビーを蹴り飛ばしたバブルにルビーは新入りなんだとたしなめ、バブルが「それはありえない」と拒否したら「どうして?」とちゃんと訳を聞けるところなど、同盟内のバランサーである側面が描写されていて個人的にかなり好きな部分です。メンバーを鼓舞したり背中を押すのは親友ペンシルの役割ですが、マッチはそれ以外のメンバー同士の関係を取り持つ位置にいるイメージ。BFDI時代はどちらかというと引っ張っていく側だったように思えるので、そうした変化も味わえて今でも時々見返しています。

 あとマッチの声がBFDIAにて大幅な変更が入ったこともここで話しておきたいです。

 BFDI時代ではやや低めの落ち着いた少年声だったマッチが、BFDIAではかなり高めのティーンエイジャーらしい声に変わっていて、英語が分からなさすぎるあまり、声の高低でキャラの性別を判断していた当時の私は衝撃でした。マッチのことを少年だと思っていたため、ここでマッチが女の子であることを悟って天を仰ぎました。後になって声が低い女性オブ(ペンシルなど)の存在も知って地に伏したのはまた別の話……。

 マッチの声はBFDIA以降も何度か変更が入っていて、さらに本編と本編外でも声が異なっているため聞き比べるのが楽しいし、効きマッチとかできそうな気がします。これを読んでいるあなたはどのマッチの声が好きですか?私は全部好きですが特にBFDIAとBFB3話~TPOTの声が好きです。


 そんなこんなでBFDIAを楽しく追っていたのですが、2013年8月にBFDIA5e話が公開されて以降更新が途絶えてしまいます。9月に6話が公開されるということで9月は毎日jacknjellifyのアカウントを覗いて今日は6話が公開されていないかと確認していたのですが、ついに音沙汰がないまま10月になって「これはもう更新されないのでは?」と諦めが見え始めました。

 そのときはYoutubeでファン動画を漁ったりDeviantArtで二次創作イラストを見て回ってなんとか供給を得ていましたが、2014年の後半になるとそれも続かなくなってしまい「もう終わってしまったんだ」と6話の更新を諦めてしまいました。そのさなかで履修していたのがInanimate Insanityだったりします。このときのiiは第二シーズンが始まった頃だったので、1話から軽く追っていました。他にはObject Overloadも少しだけ見ていました。


 2015年は完全な空白期間で、このときはBFDI以外のジャンルにはまっていた思い出です。一応時々JnJのチャンネルは見に行っていましたが、6話がないことを確認してすぐに別ジャンルに移るといった感じで、停滞期とも言えます。ファンアートや二次創作もほとんど見ていなかったと思います。


 そして来る2016年、「BFDI Is Back」というタイトルの動画が公開されておよそ一年ぶりにオブジェクトショーへの熱が湧いてきました。続いて公開されたシーズン3にあたるIDFB(※現在は更新停止)を見て見事に感情をぐちゃぐちゃにされていました。三年待ったと思ったらマッチとペンシルの仲が(一方的に)拗れていそうな雰囲気が出ていて、何故そうなってしまったのかわけも分からず泣いていました。なお2025年現在でもなお何故かは一切判明していません。更新再開を待っています。


 IDFB2話の公開を待っていたのでしたが、またもや更新停止ということで、「これはまたしばらく動きがないぞ」と思って離れていたら一年後の2017年にシーズン4のBFBが始まっていたので色々な意味でひっくり返りました。

 BFDIAとIDFBはどうしたのか、という疑問をいったん横に置いてBFBを見てみましたが、作画がかなり変わっておりキャラ数も膨大になっており、1話のスピード感はすさまじいものでした。情報量がすごいのですが、約30分の中にまとまっている手腕はさすがの一言です。


 実は私、BFBについては1話からリアタイしていたのではなく、5話か6話が公開された頃にようやく存在を知って見始めたので途中からでした。2017年はというとスプラトゥーン2をやっていました。

 BFBでマッチが5話以降も脱落せずにコンテストに参加できている姿を見て少し感動を覚えたりしていたのですが、2018年3月に公開された8話ですべてが覆されました。


 8話でのマッチの豹変ぶりに深いショックを受け、そこから2019年の春までしばらくBFBを離れてしまっていました。今となっては11話と12話をリアタイできなかったことから離れるんじゃなかったと後悔していますが、当時はそれどころではありませんでした。

 6話まで(※7話は登場シーンなし)とは打って変わって厳しいにもほどがある態度に、「マッチはこんな子じゃなかったはず」と作中のバブルと全く同じ表情でいました。つまるところ解釈違いです。理由が判明した今でも8話は見返すのが怖くてBFBを1話から履修し直すときにも心の準備が必要になってしまう回となっています。2019年に9話以降を履修して「そういうことだったのか!」と頭を抱えました。そのころはTwitter(現X)を始めた時期とも重なっていたので、ひたすらマッチのことを呟いていました。


 2019年は一年ぶりの更新ということで、13話が公開され、それと同時期にファンミーティングが本国で開催されたり、ファイリーのぬいぐるみが販売開始するなどBFDIの規模が大きくなったのだと実感させられた年でした。SNSを始めたことで日本人ファンの人ともつながりができ、日本にもこの作品が好きな人がいるのだと仲間を見つけた安心感を得たりもしました。当時繋がっていた方のほとんどは離散してしまいしたが……。

 オブショー界隈で活動を始めたのはこの時で、当時描いた絵は今でもLogという形で残していますが、これが後からBFDIを知った人たちに影響を与えてるとはこのときは微塵も思っていませんでした。


 2020年は記念すべき10周年ということで、2019年から10周年カウントダウンというものを個人的にやっていました。想像以上に好評で嬉しかったです。

 BFBの物語も佳境に入り、2021年4月の完結に至るまで更新のたびにドキドキハラハラさせられていました。2020年の私は参加者が脱落するごとにそのキャラの絵を(擬人化ですが)描いたり、BFBに登場した背景をもとに厚塗りにチャレンジしてみるなど、挑戦を多くしていました。別ジャンルと並行しながらでしたので、前年ほど枚数は多くなくLogの枚数も見ると尻すぼみのようにも思えるのですが、好きな作品と共に新しいことに挑戦できたのは貴重な経験だったと思っています。


 と、ここまで順調に来ていましたが2021年~2023年はほとんどオブショー界隈にいませんでした。当時Pixivにて投稿していたLogも2021年の1月~3月分で更新が止まり、完全に別ジャンルに活動場所を移していました。2023年にはオブショー垢として運用していたアカウントを「おそらくもう使わない」という理由で削除しています。結局一年後に舞い戻るのですが。

 多分この時期は倦怠期だったんだと思います。


 しかし2023年の9月にBFDIA6話が十年越しのまさかの公開。当時は界隈を見に行くほどの熱量はなかったのですが、まさかまさかの更新再開で虚を突かれたような気分でした。


 時は流れて2024年。別ジャンルで仲良くなった身内の一人がオブショー好きだと判明し、およそ三年ぶりにオブショーについて熱く語り合いました。懐かしくなってBFDIの1話から見返して、ふと気になってツイッターでも検索をかけてみるとオブショー界隈が自分のいたときよりもずっと人口が増えていることが分かりました。

 一度はおさまった熱がまたふつふつと湧き上がってきてまたこの界隈にいってみたいなと思い、善は急げで五月に現在のオブショー用のアカウントを開設、細々と活動を再開するつもりでひっそりと落書きを描いては投げていました。

 すると現在の相互さんのうちの数人が私の存在に気付いて反応をしてくださったのですが、そこで私の正体を知った相互さんが「えっあの方!?」と言ったことではじめて自分の過去に描いたものが後進に影響を与えていることを知りました。またさらに後日になって判明したことですが、私の昔に描いたBFDIの擬人化の絵を見て絵を描き始めた方もいらっしゃるようで、さらにさらにびっくり。こんなこともあるんだなあと思いつつ、BFDIに出会って絵を描いていなければこういったこともなかったのだろうと感じて、言いようのない温かい気持ちになりました。


 話が逸れていたので戻しますが、2024年はTPOTの物語に不穏な影がかかった年で、マッチ推しの私としても大きな転換点を迎えたと感じる年でした。

 マッチ含めBFB2話~15話で脱落した通称EXIT組は長らく本編での出番がなく、私含め多くのファンが供給に飢えていたのですが、ついにTPOTで彼らの物語が動き出したのです。正直に言うと私がオブショー界隈への熱を取り戻した要因でもあります。

 6月に公開された11話は六年間日の目を浴びなかったEXIT組のための回と言っても差し支えなく、久方ぶりの大供給に大喜びして絵もモリモリ描いていました。六年ですよ……リアルタイムで六年……どれだけこのときを待ち望んだことか……。一瞬だけでも画面に映ったくらいで喜んでいたのに、動いて喋ってヨンの教室から脱出しようとしているのだから脳みそが処理落ちするかと思いました。

 また私はBFB11話、12話を見て以降マッチとバブルの関係に頭をやられていたのですが、11話でマッチから直接バブルの言及があったのでそこでもまた喜んで舞いました。再会してほしいけどどうやって再会するのか何も見当がつかないのでまだまだ先だろうと冗談半分で「再会しろ~」と言っていました。TPOT13話の参戦投票で得票数がワースト二位であることに泣き、嵐の中に放り出されてそのままフェードアウトしたことにまた泣き、九月は散々だったな……と思っていた矢先の14話でした。


 11月に公開されたTPOT14話、相互さんから「14話見てください!!すごいことになってますよ!!」と言われ、起きがけに急いで視聴。マッチが行方不明になった喪失感を抱えながらもコンテストの行く末を見守り、懐かしのフリースマートスーパーバンの土壇場でのナイスアシストに笑っていたら、13話の回想が始まりました。この時点で「もしかして……?」と期待していましたが、懸命に期待しない期待しない……と自分を落ち着かせていたら、画面にはなんと嵐に飛ばされた後のマッチの姿が。

 嘘だろ、と思ううちに映し出された場所はBFB後半の舞台となった場所。六年前に別れてしまった親友バブルがいる場所。しとやかなBFBオープニングテーマのピアノアレンジを背景に、遺跡を歩きまわったマッチが最後に目にするはかつて自分が手酷く傷つけてしまった友人の姿。あっけにとられた表情のマッチを移して暗転し、終わる14話。

 夢かと思いました。今でも心のどこかでは夢だと思っています。五年ほど待ち望んできたことが今まさに実現しようとしている現実を目の当たりにして、私には泣くことしかできませんでした。BFB11、12話の衝撃からずっと再会してほしいと願い続けてきたのが、ついに報われそうになっていて、あまりの嬉しさに絶句しました。

 なまじ長年追っているだけあって思い入れが深かったので、14話ラストのほんの短いシーンが私への救済かと思えるほどだったのです。しかもマッチはショーのシステム上しかたない面があるとはいえ本編では累計で十年近く画面上から消えている(BFDIの一年、BFDIA~IDFBの三年、BFB~TPOTの六年)ので、それも相まってこれから大きな見せ場がもらえるであろう事実が一世一代の喜びと変わるのです。本当にありがとう……長年想い続けてきて良かった……。15周年おめでとう……2025年の楽しみがいっぱいです……。




 時期によって界隈から離れたりなんだりしていましたが、なんだかんだで一年に最低一回はBFDIシリーズを見ていて、私の絵描き人生にも深く関わってきているこの作品は、もはや私の人生の一部なんだろうなと思っています。シリーズ開始から15年という大きな節目を迎えられたことがただただ喜ばしい限りです。はじめて見た14年前とは比べ物にならないくらいにジャンルの規模が大きくなり、これからもぐんぐん成長してくのだと思うとまるで孫を見守る祖父祖母のような気持ちになります。

 日本人のファンも昔からかなり増えたように感じていて、随分と日本でも浸透してきたんだなと驚かされています。布教活動を行っていた方々がいるらしく、その努力が実を結んでいるようですごいなと感嘆しています。キャラデザが非常にシンプルで、何も知らない人が見ると幼児の落書きと思われることもある本作品ですが、シンプルなキャラデザに潜む細やかな表現、オブジェクトならではの個性の活かし方、一見コミカルに見える世界の中で展開される複雑な関係性などなど、見た目のシンプルさに反して非常に奥深い世界です。海外ジャンルということもあってか言語の壁で履修を躊躇う人も少なからずいますが、有志の方が日本語翻訳をしてくださっており、英語に弱い人でも入りやすくなったのも日本人ファンの人口が急増した要因の一つなのでしょう。

 私はどちらかといえば傍観していた立場ですが、こうしてジャンルが育っていく過程を見るのは非常に興味深いです。これからもBFDIは大きくなっていくでしょうし、将来が楽しみです。


 改めまして、15周年おめでとうございます!年明けからBFDIA17話といいTPOT15話といいアクセル全開で安心しています!BFDIシリーズのさらなる発展と成長を祈っています。マッチとバブルの関係性の変化を楽しみにしています。このような作品に出会えたことが私の運命を決定付けたようなものです。あのときに出会ってくれてありがとうございます。これからも末永くよろしくお願いします。






 さて、とても長くまとまりのない文章になってしまいましたが、ここで筆を置こうと思います。

 本当は1月5日中に投稿しようと思っていたのですが、想像以上に文章が長くなってしまい、こんな遅くにまで執筆することとなりました。とても計算できないほどに思いが大きかったということにしておきます。

 それでは、おやすみなさい。人生を大きく動かすような、運命の出会いを果たす夢を。