ペリエの黒騎士
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リザエナはボルドー国の元首のひとり娘でありながら
バルドの第三王子ゼナと恋に落ち、
異国(ルポワド)の地に逃れて密かに結婚した。
娘マリアナの存在は長く公にされず、リザエナが娘と暮らすことは許されなかった。