【さんその子】四季送りディスプレイと立ち絵
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四季送りHO春で通過させてもらっております、さんその子です。
顔がええんじゃ(ノブ)
春ってあったかくて、短くて、あっという間に過ぎ去ってしまうけれど、思い返せば確かに色濃く記憶に残っているみたいな季節ですよね。
眠っていた命が目を覚まして動き始める、色々な意味で一年の中で最も『はじまる』という雰囲気が似合う季節だと勝手に思っています。
古今和歌集にある和歌『春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やはかくるる』をコンセプトというか、モチーフにキャラシを練り練りしました。
とらやの羊羹食べたいなーと思って『そういえば夜の梅ってなんで梅使ってないのに羊羹の名前になってるんだろう』ってとこから連想ゲームが始まったという、花より団子を地でいく風情のないエピソードも添えておきましょうか。
文系(?)なコメントはこの辺にしておいて、イラストに関してのコメントでもするかぁ。
今回は前回のイザ棺の子同様の描き方で、差分は別ベクトルに頑張ってみるなどしました。
サボったわけではありません。
※今回の差分パーツ→口元の差分×4『のみ』
具体的には
・レイヤーカンプを活かせる、なるべく時短が可能なカラーバリエーションの差分の作成
・入り抜き、筆圧に依存しない、画数を抑えた線画(前回同様)
・ぼかしやブラシに依存しない、シンプルなアニメ塗りをメインの塗りとする(前回同様)
・キーワード『春の日向』と対をなす、『春の夜の梅』のイメージを満たしつつ、他HOのイメージカラーと重複しないカラーバリエーションの考案
・キーワード『春』、『毒』をイメージした、キーワード比率7:3程度のディスプレイ作成
・全体的なクオリティを保持した上での時短
などを目標や意識して頑張りました。
作業時間合計19時間(クリスタ参照)、結構頑張ったのではなかろうか!