形而上下(けいじじょうか)、それは形ない物と形ある物のこと。つまり概念と実体、精神と物質、死と生、プラトニックと性愛、哲学と科学……。
善い人になりたい物理学少年の野田は、高校の図書室で引っ込み思案な哲学少女の伏見と出会う。論理好きという共通点をもった二人は自然と打ち解け合い、様々な議論を交わす仲となった。野田は自問自答や議論を通し、自身が善い人なるための道や伏見に対して抱いている感情の答えを探す。
『形而上下』は論理に生きる少年少女の苦悩や青春を描いた物語。宮瀧トモ菌が手掛ける初の長編小説。
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形而上下
はっきり言うけど、これは小ネタ集だから