主要キャラクター
ID.4444
通称:死屍
年齢:???
種族:???
度々地上で観測されている謎の人物。
人型であることから能力者ではないかと言われているが、暴力性は魔族にかなり近い。生きている者を見境なく襲い、今や何百もの被害を出している。
地上において魔族よりも警戒すべき存在だろう。
主に、尾てい骨付近から生えた触手が武器。
アルテ
年齢:40歳
種族:能力者
地上に籠りきりの青年。
歯車の付いた変形剣を巧みに使い、日々魔族に対する研究を手伝っている。武器の切れ味が落ちた時や物資が足りなくなった時、依頼物の納品時は地下に帰り戦果を渡しに行く。
何故ここまで地上に惹かれるのかは自分でもよく分かっていない。
主に、銃に変形する剣が武器。
レガ
年齢:90歳
種族:能力者
調整師であり、医師も担っている。
生物内一聡明で、隙間時間は大抵、文学の解読に耽る。
その他、あらゆる生き物の内臓や骨を集めており、部屋は魔族の標本や使わなくなった武器などで溢れかえっている様子。見た目やその趣味から、怖がられることも多々あるが、性格は聡明で温厚。腕も確か。
主に、集めた人骨が武器。
ユリウス
年齢:???
種族:精霊体
唯一の精霊体。
種族に関わらず、生きとし生きるものを愛している。稀に、一人で地下の様子を見に行き、空と同化しながら穏やかに過ごす人々を見守る。
本来の姿は違うらしいが、それは奇跡の者を怖がらせたくない故。人前に現れるときは必ず能力者と似た姿を取っている。
主に空気を武器としているが、人外の使役も可能。
タナトラ
年齢:???
種族:能力者
ユリウスと行動し、自生した植物を友達に見立てて過ごす。
無口で不思議な性格。いったい何を考えているのか1mmも汲み取ることが出来ない。
基本的に地上の草原からは出ないため、ユリウスがいない際は友達を見つめてぼーっとしているか寝ている。
主に植物が武器。
フェヤ
年齢:16歳
種族:奇跡の者?
最近生まれたらしい。
特に能力などが見られず、見た目も奇跡の者に見える。しかし、両親が能力者であることから詳細は不明。あのレガの頭を悩ませる程。
境遇も相まって地下では一躍有名人。かなり明るい性格をしているので、地下の皆から愛されている。
用語
奇跡の者
史乗で言う人間。
未だ生きているのは奇跡に等しく、人間は人間以外から生まれることはない。
能力者と共に過ごしても特に問題はないらしい。
能力者
体が変異していたり、何かしら能力を持ち合わせる人型個体。現在の地球で7.8割の人口を占めている。能力者から生まれるか、奇跡の者が地上の空気を長く浴びすぎると稀に変体を起こして為ってしまう。
死ぬと形が残らず、塵のように崩れ落ちてしまう。最近では研究が重ねられ、なんとか亡骸を維持させながら地下へと運べるようにはなってきたが、それでも風にさらわれたものは数知れず。
魔族
人型を保たず、また意思疎通が出来ない奇跡の者にも能力者にも適さない生物。本で載っているような生き物は無に等しく、全てが混ざりもののようなクリーチャーに近い。
魔族に同じ特徴を持つ者はいない。複数のコミュニティはあるようだが、皆鳴き声さえ違っており、とてもじゃないが魔族同士で会話が出来ているようには思えない。
精霊体
神出鬼没で未知。史乗に残っている神に近い存在。
何人いて、いったいいつから生きているのか、それは当人にしか分からない。
世界
地上
昔は人間を含む様々な生き物が住んでいたが、今では面影がないほどに荒廃しきっている。
辺りには魔族がうろつき、空気は汚染されているため、奇跡の者が行くのは自殺行為と同義。
ガスマスクを付けたとしても貫通することが殆ど。もしくは汚染された細菌から変異が始まってしまう。
地上では復興を目指し、能力者たちが日々魔族を殲滅して回っており戦場に近い。亡くなった者は地下へと仲間が運ぶので亡骸などは存在しない。魔族も同じくして解析のため運ばれる。
朝昼夜という概念は変わらず存在しているが、心なしかくすんで見える。
地下
長い年月をかけて開発された場所。
奇跡の者が歴史通り法律や経理等、生きる上で必要なルール面を担当している。
能力者は全員が全員、戦いに出向くわけはないので、店番など仲良くお手伝いしてることも多々。
特に奇跡の者と能力者で生活区域が別々になっているわけでもない。あくまで任意となっている。
理解が出来ないと離れ離れで暮らす人物も勿論いる。そういった区域は史乗で言う「村」と称される。
皆が尊重しあって生きているので金銭という概念が無い。