公開投稿
2024.10.14 21:50
小説のコミカライズについて
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先日、自分の小説のコミカライズ3巻目(全6巻予定)を投稿しました。
加えて、カラー表紙を試すために前半まとめも投稿しています。
(投稿理由が「カラー表紙を試すため」という内容と全く関係が無い事柄。)
前半まとめを出したことで、一旦セルフコミカライズを休憩することにしました。
自分の区切りをつけるためという事もありますが、何より「時間がかかり過ぎる」ことと「目標を達成することが出来ない」ことが分かってきたからです。更に、思ってもみなかった「問題」が出てきました。
まず「時間がかかり過ぎる」ことは、そのまんまなんですが、コミカライズを始めたのが
2021/04/19らしいです(自分のツイッター調べ)。
現在が2024/10/14(3巻の投稿が昨日なので10/13)なので3年半かかってます。
当初の予定では半年、長くても1年程度で描き上げるつもりでした。
プロット時点で当初の予定など破綻していたのですが(笑)、まぁ延長しても何とかなるだろうと思っていました。
1、2巻までは(ページ数の関係もあり)半年程度で出来た記憶があるんですが(イベントに持って行ったので)、次の3巻を出すまでに1年以上の時間がかかり予定していたイベントには間に合わず内容半分で準備号を持って行った始末。
原因は仕事の繁忙期もありますが、「コピー本にしても興味を持ってもらえない(原因は様々)」「漫画を描く気力がなくなっている」「他に描きたい物が出来たので優先順位が落ちた」などです。一番最後の理由が実は最たる理由かもしれません。
イベントのために3巻の半分を持って行ったのが2024/03ですが、全体を公開できたのが2024/10で半年かかっています。
イベントで無料配布のためにコピー本の形にする手間もあるとはいえ、ペン入れ以降の作業だけ(下書きまでは2021年時点で準備済み)だったのに、14P(全32P中)に時間がかかり過ぎです(笑)
ちなみに、時間がかかり過ぎたりブランクが長すぎたりしていて使用ツール(MediBang Paint Pro)の設定が分からなくなったり、途中から変わったりしています。
これも「描く気力がなくなった」理由の一つだったりします。
次に「目標を達成することが出来ない」ことですが、セルフコミカライズを始めた理由が「原作小説を見てもらう(あわよくば頒布数を増やす)」ためでした。
やってみるのも楽しいかも☆彡というのもありましたが、それならもっと別の(短い)原作もあったわけで。
これは実際にやってみて分かった事ですが、自分の実力では「漫画でも見てもらうことが難しい(イベント/ツイッター調べ)」。イベントにコピー本を持って行ってもほぼ見てもらえないwww
ツイッターなら多少は見てもらえた(PVといいねの数)のですが、それは漫画であって小説は見てもらえません。
漫画から小説への導線も弱かったかなーと思いますが、漫画を見る人は別に原作があってもなくても関係ないし、原作まで見ようなんて気になることは少ないみたいです(例外的にイベントで1件だけ成功例っぽいのがあるので、全部とは言いません)。
まぁ、「自分の場合は」ですが。
小説原作の半分をコミカライズできたので、漫画を呼び水にするなら「半分もあれば十分だろ」という思いもあります。
特に、当初の下書き部分が描き終わったというのも区切りでした。
さて描いている途中で出てきた「問題」です。
関わった時間が長いので多方面で相談していたのですが「そもそも見て欲しいのか?」「閲覧数を増やしたいのか?」という問いに「別に増えてもなぁ」というのが自分の中の答えでした。
(まぁ増えたらニッコリできたのかもしれない。)
何故なら、コミカライズでも小説でも主人公である二人をただのモブだと思っている節があり、キャラクター物としては作者本人が押していけないんです。
それについては自己分析した結果をツイートしています。
(ラフから描きなおそうと思ってやってない)
>話が長くなりそう(というか説明し難い)話 自作の小説の主人公だが、厳密に言うと「うちの子」じゃない話。 だから可愛がると言うか、なんというか興味・関心が薄いんですよねー。
>漫画とテキストを交えながら説明していくよ。
>そもそもコイツラが主人公の小説って実験的な面が強くて、主人公の前にプレイヤーと(ここでは)マスターがいる。
>書き始めがTRPGのプレイングを小説にすればいいと思ったから(今思えばリプレイの小説化)で、必ずプレイヤーがいる(他にも色々考えてた)。
>実際に書いてみて面白かったなー、自分のHPに載っけよー。 までは良かったんだけど、これを冊子にして頒布したところで他人からの目線が入ることになる。
>小説の主人公たちが、なんかうちの子っぽい感じになってる(冊子の表紙もキャラクターを描いてしまったから)。後からこれが間違いだと気づく。
>問題は書いた本人も「それ」が何故間違いだったのか、違和感を覚えたのか分かってなかった。
>が、時間が経って分析できたから分かった。 主人公(コイツラ)はうちの子じゃなくて、うちのキャラが作ったキャラクターだから、作者(自分)の関心が薄い! それなのにうちの子扱いされて困惑している。
>その点がちぐはぐになってしまって、内情が分かりにくい(特に頭の中で動かしていただけだから)ことで分析できず、
>しかも外部に説明しにくい状況だったので困ってました。
>今回なんとかラフ画像までこぎつけたので他の人にも説明しやすくなったかなー。
という訳で、実は「主人公面した別物」なんですよね。
それが原因だとは思うんですが「着色ができない問題」が浮上しているんですよ。
漫画はモノクロ(白黒)なので描けるんですが、色が無い。
元々のネタがTRPGやWizだったこともあってか、自分の中では色が無いので「着色しようがない」。
着色ができないと、どうなるかというと「カラー表紙にできない」。コピー本の時は自家製本だったので表紙はモノクロ(白黒)で問題なかったんですよ。
(総集編のカラー表紙は漫画で言うトーンを貼る部分だけ着色するつもりだった)
カラー表紙ってWeb公開(特に集客の意味)では必要らしいんですよ(らしい)。
なので、先日公開した前半まとめの表紙はカラーなんですが(背景上手くもないのに、頑張ったよww)。
更に3巻の表紙を描いていて、かなり面倒(準備号の表紙を使いまわさないから)に感じており、内心「コストがかかる」と思ってました。
好きで活動する同人活動で、「コストがかかる」から辛いってかなりの問題です。
コストって、もう処理するだけの課題だと感じている証拠だと思う。
(漫画製作時に、掛ける時間と苦しいながらの楽しい作業コストを考えるのではなく、ただのコストとして考えている。)
プロット自体も古くなっているし、1、2巻も修正したい(プロットからやり直したい)ことも考えると3巻部分だけ残して全部やり直したい気持ちもあるので、全部非公開にしてしまう危険性が見え隠れしています。
期限が無いことでズルズルと長引いてしまった負の面が心理的に圧し掛かっている感じです。
(表紙をカラーで描かなきゃいけないことが大誤算ではありますが)
この辺りが「漫画を描く気力がなくなっている」ですね。
最後が一番の原因かもしれない「他に描きたい物が出来たので優先順位が落ちた」です。まんまです(笑)
ここ数年でセルフコミカライズ以外にも四コマ漫画を出したり、イラスト描いたりもして、その都度、優先順位の変化はありました。
そういう瞬発的な優先順位の入れ替わりとは別に、長期的に優先順位が変わってきています。
「これがジャンル移動か(笑)」という感じはしていますが、次も一次創作っぽいです(古代の神話です)。
結論としては「単純に勢いで推し進められなくなっただけじゃないの?」って気もします。
当初の予定だと1年くらいで終わるつもりだったので、計算ミス(初めてなので自分の速さが分かってなかった)も大きかった。
実際の速さも分からず計画だけ先行してしまったので、先にプロットだけ作ってしまい、下書きは半分してしまい、結局は下書きまでのペン入れを惰性で出した状態です。
もしかしたら、また1年くらい経ってから続きを描いてるかもしれないので何とも言えないのですが、セルフコミカライズは休憩に入ります。
補足
TRPG:オフラインのD&Dをしていました。