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「私の知らない透がここにいる――」
透に届いたメッセージを見てから、動揺を隠せない志帆。
ここで問いただして波風を立てるか、たった一度の嘘を見過ごすか。
不安を消すため、透のスマホのパスコードを打つ志帆だけど……。
二人の平凡な毎日を一変させたのは、信じ切っていた彼氏からのたった一振りの嘘――。【第2話】