スライム膨腹29
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目が覚めて、真っ先に飛び込んできたのは風船のように膨らんだ自分の腹。
延々と注がれる液体を飲み込むごとに膨らみは増していって…。
口に差し込まれたチューブは軽くくわえているだけなのにどうしても抜けず、
勝手に喉が動き延々と流れ続ける液体を飲み込むことしかできない始末。
腹は膨らみに膨らんでいき…。
苦しいのに飲むことを止められず、ありえないほどに腹は肥大化してしまった。
もはや元の体型には戻れないとわかっているだろうに、懸命に身体を押さえこんで抵抗しようとしている。
が、そんな努力を嘲るかのように膨張は進み、体内からは様々な音があふれだすのだった…。
▼完