公開投稿
2024.05.07 20:48
🔞リュパン/陽キャな聖職者は神様に愛されすぎて根の真面目さが露呈する
リュール様と結ばれた聖職者パンドロ、あまたの魔竜たちをメロメロにしてきた父譲りのテクが清き身には過ぎたものすぎて、たった数度のまぐわいで勘所を掴んだリュール様に性感帯という性感帯を可愛がられ尽くして喉を枯らすほど喘ぎ、善がり、絶頂に絶頂を重ねること遠からず。ドライオーガズムは通過点、濁点喘ぎとか、潮吹きとか、最終的には呂律も回らず理由もわからずただリュール様にしがみつくとか、それくらいしてもよいものとする。
事後もリュール様には甘やかな愛を囁かれながら労られさすられ、しばしぼぅっ…としていたパンドロが、ふと我に返ったのか顔を覆って啜り泣き始めてしまったため、あわわと慌てるリュール様。
「ごめんなさい、やりすぎてしまいましたか? 嫌なところがありましたか?」と訊ねれば、いいえと首を横に振るも、パンドロはますます身を縮こまらせてしまう。
「い……嫌なんて、まったく無くて、むしろあまりに気持ちいいばっかりで、自分がこんなに淫らでみっともない奴だと思っていなくて……リュ、リュール様に、顔向けできません……」
すこし落ち着いた頃、そんなことを耳まで赤くしながら、懸命に告解するパンドロ。自らの知り得なかった一面、それも恥ずべき姿ともあれば口にするのも憚られただろうに、神を前に秘匿することもできないあたりが彼らしい敬虔な実直さだった。
これに思わずきょとんとするリュール様。だってそれらは自分が望んで与えた快楽であり、それを愛するパートナーが享受してくれることは喜びなのだから。なのにそれがパンドロを戸惑わせてしまったのだと思うと申し訳なくも、どこかおかしくて、愛おしさが募る。
「なにも心配しなくていいですよ」とリュール様はパンドロを優しく抱きしめ、顔を覆う指をひとつひとつ解いては自分の手と絡め、このとおりの気持ちを伝える。真面目なパンドロはそれでもまだ自分の淫蕩を否定はできないと思い悩むも、リュール様の瞼や頬や額に注がれるやわらかなキスの雨は次第にこの心も解きほぐしていった。
リュール様はパンドロの神様だけれど、ただそれだけではない。今は心通わせ互いに想い合う、対等なパートナーでもあるのだから。やがて、安心した様子で照れ笑いを見せたパンドロに、リュール様もそれは嬉しそうに、最後に唇へと口づけを落とすのだった。
それはそれとして、「気持ちよかった」は否定しなかったために後日再びたんっ……まりと可愛がられて改めて泣かされるパンドロもいるのだった。めでたしめでたし。