公開投稿
2024.03.26 20:28
リュパンの夜の営みに関する話もう30回はしたけどまたします
リュール様は絶倫なんですが(集合意識)、どれだけ気をつけようと思っていてもパンドロと床を共にできると体力のない彼が意識を飛ばすまで抱き潰してしまい、後悔にまみれた朝を迎えがちなんですね。
「オレが不甲斐ないせいです!」とパンドロは主張する(実際事実)ものの、リュール様が気に病むのは他にも理由があって、
「あなたを愛おしいと思うが故だとしても、性欲と執着心に負けて自分を律しきれないことが情けないんです……。こんな形で、血を感じるのも悔しくて」
父とは認めないと今際に告げた相手のことを思い出してしまうのか、難しい顔になってしまうリュール様に、パンドロは真剣に向き合ってその手を握って差し上げる。
「他の男を知っているわけではありませんが、リュール様の欲求は生き物として抱いておかしくない範疇で、特別逸脱したものではないと思います。オ、オレだって……体力が追いつかないだけで、あなたをもっと欲しい、と思っていますし……」
「ほ、本当ですか?」
「……はい。聖職者として恥ずかしいことですが」
優しいパンドロが慰めのためとはいえ、心にも無いことを言うようなひとではないことはわかっている。真っ赤になって恥じ入りながら、パートナーに懸命に告白してくれた行いとその内容に、リュールは思わず彼を掻き抱き安堵のほほえみを浮かべる。
「神竜である私自身が、その言葉を嬉しく思い、認めているんです。恥じる必要なんてありませんよ」
「リュール様ぁ……♥」
「パンドロ♥♥♥」
耳元でささやくように受け入れられ、身体の芯から震えながらとろけた返事をするパンドロを、更に熱の入った声色でリュールも迎え、さっそく昨夜の延長戦が始まったりするのでしたとさ。めでたしめでたし。