Metropolis

科学者の絵


「Brutal」の世界観設定

強者:自然災害なみに強い

中堅:強者の支配からは逃れられないけど強い

弱者:食料や奴隷


  強者しか名乗れない

  名乗りをあげれば強者に襲われる

  それでも生きていられたら新たな強者




「かつて中堅たちが集いスラムよりはるかに高度な共同生活区を創った。メトロポリス、と呼ばれていたか…。」

「メトロポリスー?」「ピカピカナノー?」「ゴチャゴチャカモー」

「まぁ、ぴかぴかでごちゃごちゃしていたかもな。しかしカオスではなく、そこには秩序があり信じられないことにモラルめいたものまで…。」

「モラルッテ、ツヨイノ?」「ムキムキナノー?」

「いや、モラルは脆く儚いものだ、だから荒廃したこの世界では非常に珍しいものだった。」

「メトロポリス、モラルアッテメズラシー」「モラルミテミタイ」「メトロポリスドコニアルノ」

「…………滅亡したよ。

メトロポリスを築いた者たちには夢があった。『メトロポリスがいくつも誕生し、それらが繋がりいつか”メガロポリス”となれば、強者に対等できる中堅たちの自治区ができる』と。その実現に向けて第2のメトロポリス計画を立てたとき、”都市に名前をつけてしまった”んだ。まるで中堅が強者に成り上がろうとするときのようにな。

それで…流石に強者に目をつけられて壊滅した。メトロポリスの中枢を担っていた中堅やそこで生活していたやつらが束になって抵抗したが10分も経たずにがれきの山さ。」

「ムズカシー」「ワカンナイー」「サンギョーデオケ」

「はぁ。」


(俺はメトロポリスなどという大それた夢はみない、俺だけが平穏に暮らせればそれでいい。見捨てられた土地で目立たず、それでも穏やかに暮らせるなら他に望むことなどあるものか。

…そう思うのにあの輝きが脳裏に焼き付いて離れない。俺も共にメトロポリスを創ってみたかった。あそこに居場所が欲しかった…。

名前を付けなければいいという問題でもない。目立つことが死に繋がるこの世界であのように煌びやかな都市を強者の支配から逃れてつくるなど無理だ。忽ち滅びる運命だったのだろう。それでも素晴らしい夢だったと思う…。)

「こんな世界ではメトロポリスなんてのはリスクが高いということだ。俺は俺に相応しい場所を創る。お前たちが俺とその場所を守る。メトロポリスのにの轍は踏むまい。わかったか。」

「マモルー」「モラルモマモロッカ」「モラルッテナンダッケ?」

「モラルはいい、俺しか住人のいない土地に配慮するべきモラルもへったくれもないからな。」

「エーボクラハ?」「ボクラモパパトイッショニスムノニ」「モラルッテナンナノ」

「パパと呼ぶな!お前たちは俺の道具に過ぎないんだからいっちょ前に人格を主張してくるな。俺の命令に従っていればいい。モラルを理解する必要もない。わかったか。」

「「「ウンワカッタパパー」」」

「はあ。」





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