Portfolio

＜設計思想＞

本キャラクターは、

銃という暴力的なモチーフを用いながらも、

感情や正義を外在化しない人物像として設計しています。

廃墟化した都市という極限状況において、

戦う理由を語らず、

「生き延びるために行動している」存在として描くことで、

静けさと緊張感が同時に成立するビジュアルを目指しました。

＜具体＞

衣装は実在するミリタリー文脈に基づいた

タクティカルウェアをベースとし、

防護・収納・可動といった機能が視覚的に理解できる構造でまとめています。

一部にfutureライクな意匠を加えることで、

近未来設定にも対応できるデザインとしています。

銃は装飾性を抑え、

現実的なサイズ感と取り回しを意識した配置としています。

構えや重心の取り方から、

「撃つ直前」ではなく

状況を見極めている瞬間を切り取っています。

背景の都市は情報量を持たせつつ、

色調とディテールを抑えることで、

キャラクターの判断と存在感が視線の中心に残るよう整理しています。

＜効果＞

派手なアクションを描かない構成により、

キャラクターの過去や立場、所属を想像させる余白を生み、

世界観への没入を促します。

TCG・ゲーム・ミリタリー寄りのファンタジー作品において、

単体キャラクターとしての説得力が高く、

シリアス寄りのトーンや現代〜近未来設定の

キービジュアル・初期提示用ビジュアルとして活用しやすい設計です。