公開投稿
2024.11.23 23:38
タイトルの話
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!既刊の内容ネタバレを含みます!
タイトルって毎回迷います。
来年7月に出す新刊のタイトルを考えているのですが、ラノベっぽくしたいと思うとどうしても好きなタイトルに寄っちゃうんですよね。今のところ『不登校少年は僕と一緒に学校へ行きたいらしい。』を仮タイトルとして付けてます。
これの前は『不登校少年は友達と学校へ行きたい』だったんですが、完全に青ブタに引っ張られてる構成でして…オマージュとしては良いかなと思いつつ、中身はオットー目線で話を進めようと思ってるのにタイトルがスバル目線になっちゃってるし、語感は好きだけどなんか合わないかも…?と思い他ラノベタイトルを調べつつオットー視点に若干調整した形です。
また変わるかもしれないし、このまま行くかも…ほんまに迷います。タイトル…
折角なのでタイトル関連で既刊のお話を。
『万古千秋行商日記』のタイトルは幼子の頃の嗜好を歪ませた一端のラノベ、『狂乱家族日記』をオマージュしたタイトルでした。日記くらいしか引用できてないですが…までもあの二人、もう家族みたいなもんやし 夫婦やし…
万古千秋部分はとにかく四字熟語を入れたいと思い、この軸の二人に合う単語をめちゃくちゃ調べ回った感じです。
この世界の二人はずっと一緒に居続ける、そばにいて添い遂げる、という意図を込めて、最終的に選びました。あと秋ってオトスバ色だなってのも…ありつつ…
数字の単語が入ってるのも商人二人に寄ってるし、意味合いも漢字の印象も込みでかなり気に入ったタイトルです。
『星屑の逢瀬』は実は最初、全然違うタイトルでした。(スペースでふわっと言ったかも?)
元々は『壊抱』というタイトルでいくつもりでした。『(生から死への)解放』のダブルミーニングでいこうかと…
でもこれは後日談を描こうと思う前のタイトルで、後日談を思いついてからはもう少し前向きというか希望のある感じにしようと思い変えました。『壊抱』のままだと意味合いに引っ張られてもっと絶望の底みたいな表紙になってたと思うので変えて良かったです…
本編軸から外れた世界線での一粒と、本編軸を歩み続けつつもはぐれてしまう一粒、それぞれが本来会えるはずがない場所で邂逅する…所謂逢い引きみたいな意図を込めました。はぐれ者同士が混ざりあった場所です。最終的にはまた再会できた希望を見い出せたのはよかったかなと…死商、頑張ったからね。あんなに頑張った人にはちょっとの奇跡くらい起きなきゃね…
7月の本はプロット的なものはもう出来てて、描きたい絵も場面場面での描写したい所もハッキリしてるので、後は細かいセリフを考えるのとネームに入るだけな感じです。それがまた大変なんですが…
また楽しく描けたらいいなと思います。頑張って…仕上げる!
半年以上先ですが、良ければ手に取って頂ければ幸いです。では、長々と失礼しました!