処女なら『取材』が必要です。―新米編集者の私が官能小説の濡れ場を代筆することになりました。―【デジタル修正版】1

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【本作品は同人誌となります】


新卒で出版社に入社し、文芸誌の編集者となった谷崎ほのか。

ほのかは、学生時代からファンだった小野薫風と本を出版する、

という夢を遂に叶える。


小野との忘年会で、唐突に次回作のリクエストを尋ねられたほのかは、

兼ねてから胸に秘めていたある願いを小野に伝える。


それは『女性視点の官能小説』を小野に執筆してもらう、ということ。


しかし『自分の体験したことしか書かない』ことをポリシーとしている小野は、

それに反した要望であることから却下する。

だが、何としてでも希望を叶えたいほのかは、

酒の勢いに任せて突拍子もない提案をする。


「なら、そういう部分だけ私が代筆します」


ほのかの熱い説得に負け、受け入れる方向に傾いた小野だったがーー

なんとほのかは処女だった。


『自分の体験したことしか書かない』という小野のポリシーを踏襲するために、

ほのかは小野に【取材】を申し出ることにーー。


谷崎ほのか(23)

新米編集者。

学生時代から小野作品のファンで、

小野の担当編集となり作品を出版することを夢見ていた。

明るく、どこか抜けている性格。

酒に呑まれやすいところが難点。


小野薫(30)

売れっ子小説家。

学生時代にデビューしている。

ペンネームは小野薫風(くんぷう)。

基本仏頂面だが、ほのかの言動を面白がりつつ見守っている。


■総ページ数:21ページ

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