先輩、そんなの知らないです ~伴奏していた彼の指は今、私の膣内を乱してる~(2)

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中学生時代、一つ上の先輩に告白された。


ピアノを弾く、細くて長い指先が綺麗な人。

それでいて顔立ちも成績も、田舎の学校の中では群を抜いて良かったから

とても目立つ人だった。


付き合った後もフラれて傷つくのが怖くて

結局自分からお別れを告げて、すぐに別れてしまった。

本当は、めちゃくちゃ好きだったのに。

その気持ちはやがて執着のようになっていってー…


大人になった今でも、こっそり先輩のSNSを覗き見るのがやめられないでいる。

ある日、自分がSNSにあげた投稿に先輩が見た跡を見つけた。


勇気を出して送ったDMから、先輩と5年ぶりに会うことに。

あの頃と変わらないまま、かっこいい先輩。

けれども私とて、あの頃のピュアな少女ではない。


「先輩のこと本当に好きだったんですよ。別れたのも、好きすぎたからで…」

「ふーん。じゃあもう、好きにならない?」


先輩に唇を奪われて、見つめられる。


「…これ以上しても、好きにならないでいられるの?」


あの時憧れていた先輩の、ピアノを弾く綺麗で長い指は今夜、

ベッドで私の身体をなぞっていてーー…。



※本作は閏あくあ、THE猥談の個人誌作品の電子書籍版となります。【26ページ】

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