公開投稿
2025.05.09 19:07
「I xxxx you.」の話
【本を読んでから閲覧してください!】
※本がR18だから記事もR18にしてるけど、特にえっちな絵はないです
実に久しぶりの本である…
去年の7月は再録本だったので、多少の書き下ろしはしたけど漫画は描いてないし、漫画描くのアンソロぶりだったんですよね〜
本当に漫画の描き方忘れててやばかった……内容考え始めた最初の方、漫画ってどうやって描くんだっけ!?あれ!?てなってしまって、全然進まなくてめちゃくちゃ焦った。
結局最初に考えてたネタをやめて、描きやすいネタで考えよう……となり、今に至ります。
やっぱり私は500年前あたりの、ベルゼブフ様が蛆ちゃんに囚われてしまって、サタン様が取り戻すために決意する、というフェーズが…一番好きなんですよね…。
一番近くで見てたサタン様が、ベルゼブフ様の変化に気づかないわけが無い。
その時サタン様はどう考えていたのか?
ベルゼブフ様が変わっていく過程は?
この辺をずっとこねこねしてしまうんですよねえ…
今回は「確かに愛してるのに、愛のないセックス」がテーマ(?)になりました。
サタン様は「性行為必要って聞いたけど、ベルはしたがらないし、とりあえず答えを出すのをやめようという結論になったんだし、この件は今は触れないもの」と思ってたと思うんですよね。
もしかしたら結局どこかで試してみよう…というフェーズがあったかもしれませんが…。
蛆ちゃんはサタン様を認識できない、名前も覚えてないみたいな話があったと思いますが、とはいえベルゼブフ様の中に特別に思ってる相手がいることは認識しているはず。
そして二人の関係を利用してその後の状況を作り出してるので、ベルゼブフ様を手駒にした上でサタン様をコントロールしたいんじゃないかな?と思い。
また、本の中でも書きましたが、色々考えた結果、やはりサタン様のことを先に好きになったのはベルゼブフ様ではないか?という結論になったので、そういう、ベルゼブフ様からのサタン様への恋心が利用されてしまう、というのもやりたかったんですね。
メギド、折角人外の姿があるけど、メギドの方に「愛」という概念が極端に薄い関係上、ヴィータとメギド体の愛の関係っていうのはあまり描かれてないかな?と思います(私が忘れてるだけであるかも)
オタク二次創作では結構ソロモン(ヴィータ体)とメギド(メギド体)は見るんですが…
で、ベルゼブフ様はそもそもメギド体のサタン様に恋をしたのではないかな?と考えたんですよね。
サタン様て行動力がある分、誰かを助けたり、行動したりっていうのは当たり前にやってて、代わりに深く考える、なにかを突き詰める…みたいなのは他人に丸投げがちなんですよね。
コロシアム称号が「指導者」なので、サタン様は色んなメギドたちを束ねて秩序として成立させるのに長けたメギド。
逆にベルゼブフ様は行動するより考える方が得意。エウリノームとの会話が一番顕著だなと思うけど、本人でさえ自覚していないようなことも見抜く力がある。
世界に対しても長い目で見た時の未来を先読みするような感覚があるというか。コロシアム称号も「戦術家」だし。
そんな二人が、特別な相手になると立場が逆転する。
普段は考えるより即行動、だめならその時にまた考えればいいというタイプのサタン様が、「このベルゼブフは「ベル」なのか?」という疑問の答えを出すまでに500年間慎重に時間をかけて考えて調べていたのは、サタン様の中では特殊。
めちゃくちゃサッパリ割り切った性格してるのに、ベルゼブフ様のことを500年も「想い」続けた。
逆にベルゼブフ様はサタン様のことになると短絡的に行動しがち。メギドいち戦争に慎重なベルゼブフ様が、サタン様が殺される!?と思っただけでアスモを殺しに行く。
あんなに思慮深く、ヴィータ体の普及もベルゼブフ様にやらせたら何百年かかっても進まなさそうなベルゼブフ様が、「即行動」するのはサタン様絡みだけ。
というのが好きで、今回の話の中でも(蛆ちゃんの影響があったとはいえ)行動するのはベルゼブフ様、考えるのはサタン様、という役割になっています。
あと結構前からネタメモの中に首絞めセックスがあって…
これは、蛆虐により、痛い、苦しいくらいでないと快楽を得られなくなってしまったベルゼブフ様…として元々は考えてたんですが。
今回は、体を支配されてしまった中で唯一のベルゼブフ様本人の抵抗の意思で、こんな自分をいっそ殺して欲しい、と思っての抵抗……のつもりだったんですが、読み返して、いや伝わらんわそれは!になりました。伝わらないですね、反省〜
ベルゼブフ様はMの才能あると思うけど(Mの才能?)サタン様にSの才能があるかは怪しい。本人の性格がかなり健全に寄ってるため、サタン様自身は倒錯的なプレイはあまり好まなさそうです。
ただ、もし二人が合意の上で積極的にセックスしようとする際、サタン様は性欲があってベルに挿れたいと思ってるというより、ベルの求めに応え、どれだけ相手を悦ばせ満足させられるか?と言う勝負事としてする方が納得感あるな〜と思ってます。まあ、サタン様は絶倫ですケド……
ベルゼブフ様がしたいと思うことはあんまりなさそうだなと思う反面、ベルゼブフ様は意識としては「ヴィータ的になりすぎるべきではない」だけど、本人が意識してそう思ってるということは、内心は「サタン様とエッチしたい」と思ってしまっており、それを否定するために意識してそう思っている…と私は考えているので、サタン様は自発的なベルとエッチしたいという欲求はないけど、ベルのそういう内面にしまいこんだ欲求を察して、「ベルがそう思ってるなら、全力で応える」というスタンスかなと…思って…いるぜ。
というわけなので、ベルゼブフ様はサタン様が(ベルの内面を察して)誘ってきたら、表面上1回は断るんだけど、「素直にしたいって言えよ」と言われたらそのまま全身を委ねてしまう、そういうね……ツンデレ猫ちゃんなのか?かわいいね。
めちゃくちゃ話が脱線した!
今回表紙はギラギラの銀箔の紙にしました。いい感じにギラついてよかった!
遊び紙はなんかスプリンクルみたいな名前だった気がします。可愛くて青いからこれにしよ〜と思いました。
本文用紙はタブロにしました。内容が薄暗いので…笑。
タイトルは、最初は「xxxx」のところには、色んな感情が入る想定でした。
Loveはもちろんですが、addictとか、疑うとか、think about、rely onとか、そういう様々が入るみたいなイメージ…でした。
まあ結局その辺の要素はなくなりました。ベルゼブフ様はサタン様へのloveを自覚できていない、という感じに見えてれば大丈夫です。
最後の方力尽きてるし、とにかく本を出すのが最優先で色々と力が及ばなかったなと思うところもありますが、、とりあえず出せてよかった!!!!!
11月は書きかけの因習村パロの作文の本になる予定です。これは本編はweb公開しますが、本にはおまけでイチャイチャエッチが入る予定。これも初夜だ…どんだけ好きやねん。
来年のどこかで、今度こそ!全編ハッピーイチャイチャのすけべ漫画を…!描きたい…!
初夜アンソロもまあハッピーなんですが、前半が…暗かったから……
あと、季節ごとのデートの絵の本とかも作りたくて、やりたいことが多くて困るよ〜
あと、再録本がなくなってしまったからどうしようか悩んでます。完売済みの最初の2冊含めて新再録本にするか(持ってる人は買う必要ない、少部数作るだけ)、再録を再版するか、、うーん。
なにか要望あればwaveboxに入れておいてください!
気力も体力も尽きてるので、年内はまず健康作り…が第一で……webオンリーもやりますが、前回よりはもう少し軽くやろうと思ってます。マップは作りたいんですけど間に合うかな怪し〜
とりあえず本についてはそんな感じでした!
少しでもお楽しみいただければ幸いです。