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2025.07.15 20:55

アキタを全肯定したいつじの記録

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K2原画展にあわせて秋田旅行をしてきたのでその記録です。


一日目、新幹線で岩手県の北上駅へ。そこからレンタカーを借りて、高速で真横に進んでいくと横手に着きます。運転をするのは同行家族なので私自身に運転の予定はないものの、絶対運転しないとも言えないので私もレンタカー借りる際に免許を出したのですが、イベント仕様のままになっていたので氏名と住所をマステで隠した状態で提示してしまいました。オタクあるあるなので気をつけようね。


横手で焼きそばを食べてから増田の街並みへ。2箇所で解説を伺いながら見学させていただきましたが、あの時代の商家の桁違いのお金持ちぶりにびっくりしました。


その後山の方に入って小安峡へ。駐車場から10分くらい山道を下ると、川の横から激烈高温温泉が噴き出している遊歩道を散歩できます。割と心配になる勢いで道に向かって噴射していました。なおここは岩肌のシャープな削れ方が素晴らしく、渓谷としても美しい場所です。


小安峡を後にして泥湯温泉の宿にチェックインし、スイムスーツに着替えて川原毛大湯滝へ。滝壷がなぜか奇跡的に適温天然温泉になっている場所です。実は今、大湯滝に近い駐車場へ向かう道が封鎖されており、大湯滝へ行くには川原毛地獄の中を歩いて通り抜けないといけません。川原毛地獄の硫黄の匂い漂う荒涼とした砂利道20分+大湯滝までの山道20分の道のりは、行きはひたすら足場の悪い下り、帰りはひたすら足場の悪い登りです。携帯は圏外で途中には自販機もお手洗いも灯りもありません。夕方に行ったのですが帰りは夕日が沈みかけていて焦りました。大湯滝には私たちしかおらず、温泉は適温オブ適温で最高でしたが、濡れたスイムスーツにパーカーを羽織った状態で、ひたすら熊鈴を鳴らしつつ(鈴、下りは歩いているだけで鳴るのですが登りは自力で振って鳴らさないと音が出ないことを知る)山道と砂利道を登り続けなければいけないので割と覚悟が必要です。山の中なので女性だけで行くならハイシーズンの週末の日中など、人がそれなりにいる時の方がいいと思います。あと余談ですがGoogleマップで川原毛大湯滝を調べると、曜日によっては「一番混んでいるのが夜中の3時」というホラーな結果が出てくるので、興味がある方は見てみてください。


二日目は泥湯温泉を出て湯沢市稲庭地区にある、稲庭うどんの佐藤養助総本店へ。昨日の疲労から食欲がいまいちなので一番シンプルなやつをいただきました。


その後ようやく横手市まんが美術館へ。平日なので人は割と少なめですが、カバンにたぬチャンを付けているひとは同類なので見かけるとソワッとしました。同行家族はK2ミリしらなので、原画をライトに見てから、置いてあったK2の単行本を読んでいたそうです。感想の第一声が「とんでもない村だ…」だったので岡元刑事かと思いました。私はしっかり原画展堪能して、常設展も観て、カフェにも行き、結局5時間くらいいたと思います。ショップでKの一族手ぬぐいを見た同行家族が、「一緒に写真撮っているひと(※全肯定いつじ)はこのひと?」と指差したのは一堡でした。違うよと否定しつつ、謎のヒゲのおっさんと写真撮り続けている奴だと思われているんだな…と改めて思いました。(それはそう)


まんが美術館を出たのがもう夕方だったので、あとはそのまま角館へ向かって宿にチェックインし、近くの居酒屋で秋田名物・比内地鶏のお狩場焼きを食べました。


三日目は角館の武家屋敷と商家をいくつかまわり、午後からは田沢湖へ行きました。田沢湖って部分的に砂浜があって泳げるようになっているのですが、のんびり眺めるだけにして、あとは一周ぐるっと回って(有名なたつこ像はこの砂浜の反対側にあり、湖を周らないと辿り着けないのです)、岩手方面に向かいました。秋田を去る前に入ったスーパーできりたんぽお汁粉とババヘラカップアイスを買うことができたのでよかったです。最後はレンタカーを北上駅に戻して、新幹線で帰りました。


体力的に限界っぽい感じで筋肉痛も辛かったですが、原画展にあわせて秋田旅行も満喫できて楽しかったです。機会をくれた原画展と、趣味に付き合ってくれた同行家族に感謝です。