都シリーズ

この作品について

創造主たる【妖精女王】は、あらゆる命あるものを守るため、

ドーム状の防護膜【天球】に覆われた箱庭をおつくりになった。


物質の最小単位【妖精/エレメント】の持つ属性の偏りによって

【都】と呼ばれる10の領域にわけられることから、

先人たちはこの世界を【都世界】と名づけた。


ーーそう伝えられる、ある異世界での物語群です。

CHARACTER

ユニ/エイル

『花の都の大罪人』に登場。

何でも屋のわけあり少年と、
人肉しか食べられない呪われ青年の

救い&救われなバディです。

ルーヴェンス/フィクト

『樹の都の大罪人』に登場。

人嫌いの偏屈学者と
彼に惚れ込んだ男子学生の

守り&守られな師弟です。

NOVEL

透明な鋏のむく先に

虚弱な少年レイは、希少な魔眼の力ゆえに、愛情のない後見人の商売道具にされていた。「遠からず、死がすべてを持ち去ってくれる」――そう思っていた彼のもとに、おかしな客が現れる。(全6話)