公開投稿
2025.03.27 22:50
第10回TAMAコミに参加しました!
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3月23日(日)に東京たま未来メッセにて開催されたそうさく系総合表現イベント「第10回TAMAコミ」に参加しました!
大昔に書いた小説や新しいグッズなどを持っていきました。当日の頒布物などの詳細は前回の記事をご参照下さい。
✏️リアルイベントへの参加が久しぶりすぎて段取りがぼんやりしていた話
2021年からオンラインイベントの「ビジュアルノベルオンリー」に年2回参加しているので自作品を頒布するイベントには定期的に参加していましたが、リアルイベントへの参加は約7年ぶりでした。リアルイベントとなると物理的にいろいろな準備をしなければならないので大変だということは念頭にありましたが、実際に多くのやるべきことに追われてみると、思った以上にオンラインの手軽さにすっかり慣れきっていたことを実感しました。 今回最も「そういえばリアルイベントってこうだったあー!」と思ったのは、遅くてもイベント当日の1週間前くらいには頒布物の制作を終えていなければならないことです。手元のデータが完成して終わりではなく、それから印刷所に製作してもらうので実際に頒布できる状態になるまでそれなりに日がかかるのだ……! ということはもちろん頭ではわかっていましたが、体感としてすっかり抜けていたと言いますか……気がついたら「え!? もうギリギリじゃん!?」となっていました。さすがに新しい本を作っていたら〆切をもっと意識していたと思いますが、今回はペーパーとグッズのみだったので気を抜いていましたね……ペーパーも最悪自宅で印刷していけばいいかくらいに思っていたので、スケジュール感はかなりゆるゆるでした。 そんなわけで入稿の〆切前はかなりアワアワして目が回る思いでしたが、入稿さえ終えればあとはのんびり……とはいきませんでした。当日の設営に必要なおしながきやら値札やらを作らなければならなかったのだ! 既刊2つは過去にリアルイベントで頒布しているのでそのときに作った値札があったのですが、当時の自分のデザインセンスがアレすぎたのでそれを使うのはやめました。そう考えると7年の間に自分のデザインスキルも変わったんですねえ……。 という具合でペーパーとグッズの入稿を終えたあともおしながきやら値札やらを印刷して作ったり展示に必要なアイテムを買い揃えたりというミッションがあり、すべてパソコン上のデータだけで完結するオンラインイベントとの違いを改めて実感しました。オンラインイベントでも店舗画像の用意だったりストアの整備だったり、頒布物が完成したあともやらなければならないことはたくさんありますが、すべてパソコン上で、データだけで済むのはやはり圧倒的に楽で……その感覚でいたもので「え? 新作ないのにやること多くね?」と遠い目になる瞬間がありました……(笑) とは言え、頒布物の制作自体は開催日の1週間ほど前に終わっていたので、いつもの「本当に当日までに完成させられるのかこれ!?」という切羽詰まった焦りは既に通り過ぎていて、前日などの開催日直前はむしろいつもより余裕がありました。印刷物の〆切がある分修羅場が前倒しになるんですよね。いや、そういう〆切がなくても自分がきちんと余裕をもった進行をすればいいだけなんですが……やはり強制的な〆切の圧力というのは大きかったです。 そんなわけで、今回のイベント参加はリアルイベントとオンラインイベントの当日までのスピード感の違いのようなものを実感する経験となりました。
✏️コミティアとの雰囲気の違いを感じた話
今回参加したTAMAコミは「そうさく系総合表現イベント」とのことで、二次創作作品の頒布もNGではないがオリジナル作品がメインのイベントとのことでした。なのでコミティアに近い雰囲気を想像していましたが、実際に参加してみた印象としては、出展側も一般参加側も参加者の層はコミティアとはやや違った気がします。あくまで藤島個人の印象ですが、漫画や小説などの物語が主体の作品より、イラスト系のグッズや雑貨などの出展が多く、一般参加の方もそれを求めて来ている方が多かったような印象を受けました。どちらかと言うとコミティアよりデザフェスの方が近いんじゃないかな、と。そういう意味で自分は少しミスマッチだったような気がしなくもないです。が、出展者リストを見ていたときはグッズ系が多いとは感じなかったので、実際は自分の目につかなかっただけで漫画や小説などのジャンルも盛況だったのかもしれません。本当に個人の限られた視野での印象です。 スペース数は全部で350程度と規模はそれほど多くないこともあってか、会場の雰囲気は結構のんびりゆったりしていました。と言っても人の行き来が途切れることはなく、程よくにぎわっていたように思います。コミティアやコミケは人口密度が高くて場所によっては通行に苦労したりするので……TAMAコミはそういう忙しない雰囲気はなく、落ち着いて過ごせるイベントだったように思います。イベントに参加してみたいけどいきなり大きなイベントに挑戦するのはハードルが高いと感じている方も参加しやすいんじゃないかなと思いました。
✏️直接言葉をかけてもらうことの喜びを実感した話
先述の通り長らくリアルイベントから離れていたので、自分の作品を読んで下さった方・プレイして下さった方と直接お話したのも久しぶりでした。オンラインでも折に触れてメッセージをいただく機会はありますし、もちろんオンオフ問わずご感想や応援のお言葉をいただければ小躍りするほど嬉しいですが、実際に対面でお言葉をいただくと「自分の作品を読んで/プレイしてくれた人が本当にこの世に存在するんだ」という実感が湧きました。これはリアルイベントだからこそ得られる感覚かなと思います。 ただ自分はリアルタイムでのコミュニケーションが大変下手くそなので、その点の不安はあります。ちゃんと会話かみ合ってたかな的な。何か頓珍漢なことを言っていたら申し訳ないです。他者との会話が発生しているともれなく「ステータス異常:混乱」になる上、何を話したか文章で残らないのでまともに応対できていたか今一つ自信がありません。 対面での会話は自分の言葉だけでなく相手からいただいた言葉も文章として残らないので、いただいた嬉しいお言葉を繰り返し読んで噛みしめるといったことができないのも口惜しいところです。もちろん頭の中では何度も思い返してニヤニヤしていますが、やはりだんだん曖昧になっていってしまうので。対面での会話だからのよさと文章だからのよさ、それぞれありますね。
ということで、当日当スペースにお立ち寄り下さった皆さま、ありがとうございました!
また、お世話になりました運営スタッフの皆さまに深く感謝を申し上げます。ありがとうございました!

それではこの記事はここで失礼いたします。藤島でした!