公開投稿
2025.09.28 16:07
第11回TAMAコミに参加しました!
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9月21日(日)に東京たま未来メッセにて開催されたそうさく系総合表現イベント【第11回TAMAコミ】に参加しました!
8年ぶりの小説新刊(試し読み版だけど)と大昔に書いた既刊を持っていきました。詳しくは前回の記事をご覧下さい。
当スペースに足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました!
ということで、第11回TAMAコミの振り返りのような感想のような記事です。
⬛8年ぶりに本を作った話
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長らくゲームしか作っていなかったもので、ここをご覧になっている方で小説を書いていた頃の藤島(当時は旧名義でした)を知っている方はほとんどいないのではないかと思いますが、なんと小説も書くのです、藤島は。ゲームで作りたいものがたくさんあってそちらに熱中していたらいつの間にか8年も経っていました。嘘だろ……。 ゲームで作りたいものは相変わらず大渋滞しているのですが、昨年11月に『マスキングフラワー』を完成させたあと「次は小説で行く」と決める決め手になったのは、昨年放送されていた大河ドラマの『光る君へ』でした。作中に、帝に献上するための本を女官たちが手作業で作っているシーンがありまして……それを見ていて「ああ、本を作りたい!」と。そろそろ小説も書きたいとはもう何年も言っていましたが、それが最後の一押しになりました。 ということで、例の「いつか作るやつリスト」の小説にしようと思っていたネタの中から選ばれたのが今回試し読み版を頒布した『重盗』です。本編はまだ執筆中ですが、せっかくイベントに出るのでゲームの体験版と同じ感覚で気軽に作品の中身にちょっと触れられるものをと思って、無料の試し読み版を作りました。小冊子ではありますが、8年ぶりに本という形になって手元に来ると感慨深かったです。 しかし8年8年と書いていて思いましたが、そんなに年月が経っても相変わらず創作のことで頭がいっぱいで、変わらないものですねえ。たぶんこの先も何らかの形でずっと創作してるんだろうなあと思いました。
ところでこの『重盗』、野球ではなく高校球児二人の共依存関係がメインテーマなので、スポーツもので連想されるような青春感は皆無です。藤島が書く話が爽やか青春物語なわけがない。 そういうわけで野球のことは全然知らなくても大丈夫な内容になっています。もちろん多少の野球用語などは出てきますが、それがわからないとストーリーが理解できないということはないので、野球知識がなくても安心してくれよな! 完成版は来年の上半期に出る予定です。それまで特設サイトで順次新しい情報を公開していくので、よければチェックしてみてね。
⬛今までより設営に力を入れてみた、けど……な話
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今まで当日の設営はわりと適当……というか、どうするのがいいのかよくわからないので何となくでやっていたのですが、前回のTAMAコミであまりにも空気と化してしまったので何か人目を引く工夫をしないと駄目だと思い、設営を刷新しました。
まずはサークルロゴをあしらったオリジナルの敷き布を用意! 直接搬入での納品だったので当日まで仕上がりがわかりませんでしたが、綺麗にできていてよかったです。机の上が黒一色になったので、より頒布物が目立つようにもなりました。(前回までは白と黒の市松模様+猫ちゃん柄の布を使っていました)。
それから今までほぼ平坦だった展示を、高さを意識したものにしてみました。立って歩いている人の視点で見ると、机の上って思ったより低いんですよね。なので縦の空間を使った方がいいだろうということで、二段展示できる組み立て式の本棚を置いて、高い位置に大判のポスターも設置。この組み立て式段ボール本棚、もとは白色だったのですが黒い紙を貼って黒くしています。机の上が黒一色になったので白いと浮くのと、『憾』の表紙が白背景なので、白い棚に置いたら同化してだいぶ目立たなくなると思いまして。ひと手間かかりましたが実際に置いてみるとやはり黒くしてよかったです。
そして机の上の展示物を減らしました。自分としてはどの作品も見てほしいので以前はあれもこれもと置いていましたが、情報が多すぎるとかえって印象が薄まってしまうなと。前回のTAMAコミでゲームはパッケージ版や試遊がないとリアルイベントの場では完全に空気と化すことを知ったので、リアルイベントでは小説をメインに据え、ゲームに関する情報は最低限に……ということで最新作の『マスキングフラワー』の簡単な紹介展示のみにしぼりました。
という感じで、以前より足を止めてもらえるようにと工夫をしてみたのですが……結果は大して変わらなかった気がします。まあ……そうでしょうな。ちょっと設営をいじったくらいで変わったら苦労ないって……。
そんな中、当スペースをご覧下さり作品を手に取って下さった方々には本当に感謝です。地道に頑張ります。
⬛自分の鈍臭さに辟易した話
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準備がぎりぎりになるのはいつものことですが、今回は特にドタバタして「何で自分はいつもこう上手くできないんだろう」と、わりとガチめにうんざりしました……。何があったかと言うと大したことはないのですが、設営用のおしながきやポップを印刷しようとしたら、あると思っていたA4の光沢紙が1枚しかなくてですね……しかもそれに気づいたのが前日の夜で、買ってくることもできない。前回のTAMAコミの前にも数日前に印刷しようとして光沢紙がないことに気づいて買いにいくということをやったのに何故事前に確認しなかったのか。学ばんかい……!
仕方ないので最後の1枚でおしながきを印刷してあとは当日の朝コンビニプリントするしかないか……と、おしながきを印刷したはいいものの、なんと解像度の設定をミスってガビガビの画像を印刷してしまった。なけなしの最後の1枚を自ら無にするという愚行……! 前日の夜までやるべきことが残っている時点でかなり気忙しくて目が回りそうだったのに、自分で更なる面倒ごとを作ってしまった……愚かなり……。
以前と同じミスをしただけでなく更に事態を悪化させるミスを重ねたので、なんかもう何重にも鈍臭くて嫌になるな……といい歳して泣きそうになりながらコンビニプリントの予約をしたり荷造りしたりして寝ました。当日会場近くのコンビニで無事光沢紙に印刷できましたが、コンビニプリントではフチなし印刷ができないので余白をカットしたら思った以上に展示用のフレームのサイズに対して小さくなってしまって、見栄えがよろしくないことに……印刷も自宅のプリンターの方が綺麗でしたね……自分が自宅の光沢紙の有無を確認してさえいればこうなることもなかったのに、とそこでまた凹みました。こんな思いをするのは二度とごめんなので、今後イベント前には光沢紙を確認しろリマインダーを設定しようと思います……オンラインイベントに慣れるとリアルイベントでは頒布物以外にも物理的な「物」が必要だということが抜け落ちますね……。
ということで、今回はだいぶ余裕のないドタバタ参戦となってしまいましたが、無事当日を会場で迎えることができました。改めまして、当スペースへお越し下さった皆さま、ありがとうございました! 来年の発行に向けて、『重盗』の執筆頑張ります。
また、お世話になりました運営スタッフの皆さまにも深く感謝を申し上げます。ありがとうございました!
『重盗』の試し読み版についてですが、次は11月3日(月祝)開催の【オリComi26】で頒布予定です。
それでは最後に、TAMAコミのパンフレットのフリーアピールコーナーに投稿した画像を載せておきます。
それではこの記事はここで失礼いたします。藤島でした!