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2024.10.18 08:29

日記詰め合わせ2024/09/25

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短い日記詰め合わせ2024/09/25

2024/09/25水 それは病のように

考えていることを全て余さず記録したいと度々考えている。創作アイデアも日々の感情も雑念も何もかも。全て全て全て記録したいと思っている。たまにメモや記録を見返すと楽しいと感じるのとともに「まだ記録出来そうだな」と思ってしまう。ここまで来ると自分でも病のような怖さがあるなと思ってしまう。何がここまで私をかき立てているのだろう。一日中ペンを握っていたい。メモアプリを開いていたい。私は私が恐ろしい。

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2024/09/26木 みずみずしいままお受け取りください

私は私のことを内向的な人間だと思っている。この五年でずいぶん社交的になったような気もするが、それでも根本的に内向的だと考えている。外は怖い。自分の内側の世界の方がよっぽど楽しい。本当は外のことなんて考えたくはない。でも人間として生まれてしまったので、仕方なく人間の真似をして生きている。食事をする、大勢と話す、ご機嫌のふりをする。どれも難しい。内側の世界にだけ浸っていたい。実は日記を公開するのもやめた方がいいのかもと何度も思っている。悪意がすぐそばにあるのかもと思うと日記を公開するのが怖い。わざわざ安全な胸の内から心を切り分けて晒す必要など本当にあるのだろうか。私にとって一番のリスクなのではないのかと思う。事実そうなのだろう。内側にこもっているのが私本来の形なのだろう。でもなぜか今日も日記を書いて公開しようとしている。なぜなのか、その理由が未だに私自身分かっていない。

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2024/09/27金 黄色の栞

栞を作った。折り紙を切り、手で貼る簡単なラミネート用紙で挟んで出来上がりの簡単な栞だ。私はこの手作りの栞が大好きで、新しい折り紙が手に入ったり栞が足りなくなったりすればよく作っている。大きさも柔らかさもちょうどよく、例えなくしてもそこまで悲しくない。本当に私にちょうどいい栞なのだ。それを今日は三枚作った。柄は黄色がテーマの写真がコラージュされているもので、あるだけでぱっと華やかになるような見事な見た目だ。本をいくつか買ったので、それを読むときに使おうと思う。様々な本の頭から黄色の栞が覗いている。なんて素敵なんだろう。

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2024/09/28土 月見フォカッチャ

モスで月見フォカッチャを食べた。月見フォカッチャを食べるのは私の人生で初めてのことで、なんならつい最近まで月見フォカッチャにウインナーが入ってることすら知らなかった。月見だから目玉焼きが挟まっているのであろうことは知っていたけどね。ついでにちいさなぬいと一緒に写真も撮っておいた。これも初めての経験で、カバンからぬいを取り出すのがちょっとだけ怖かった。落として汚したら嫌だし、店員さんに怒られはしないかって決してそんなことはないのにやっぱり怖かった。ぬいをカバンにしまって月見にかぶりついた。ウインナーがパリパリで、中のソースと目玉焼きがとろとろで触感がたまらなかった。なるほど、これだから人々は毎年月見を待ちわびているのだなと素直に思った。具材を挟んでいるバンズ部分がとにかく美味しい。薄めで、柔らかくて、しっとりしていて触感のいい具材とぴったりだった。毎年食べたい、そう思えるバーガーだった。なんなら季節の間にもう一回食べに行きたいな。

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2024/09/29日 波が広がっていく

積んでいる本を読む読書会に参加した。30分読んだら10分休憩する形で、今回は短歌の本を読み終えることが出来た。読んだのは中村森さんの歌集。すごく人気の歌人なので万人受けする分かりやすい短歌を詠んでいるのだと偏見を抱いていたが(ちなみに私はそんな歌も大好き)、その予感はすっかり覆された。簡単な言葉を組み合わせているはずなのにどの短歌も閉じた文章だなと思った。すっかり心をさらけ出しているはずなのに目の前に透明な壁があるような感覚だった。きっと短歌一つ一つに長いストーリーが含まれているからだと思う。その長い長いストーリーを切り取っているから全てを把握することが出来なくてそんな気持ちになるのだろうなと思った。決して親切ではない文章なのにそこがすごくミステリアスで素敵だ。全て分かることがないのにどこか自分と重なる部分があって、「分からないのに共感できる」という風な、そんな不思議な歌集だった。ずっと読みたかったので今回買えて、こうして読むことが出来て、本当によかった。私も短歌を詠みたいな。