愛し方が分からない

寧静と沈痛

任務から帰る道中、デイダラと一緒になった。あれこれと世間話をしているとアジトに着いた。サツキは夕飯の支度をしているはずだが、ダイニングテーブルに突っ伏していた。デイダラが軽く肩を叩いたが、サツキは起きる所かそのまま倒れそうになった。すかさず受け止めたが、体が異様に熱い。息も荒い。デイダラは慌てふためて謝っているが、そんな暇があるならサソリに風邪薬を用意させろと一喝する。サツキの部屋で寝かせるも、よく寝ているが苦しそうだった。粥を食べさせてる時も、薬を飲ませている時も、このままいなくなるのではと、気が気でなかった。

回復したサツキは座っていた。熱が下がったんだろう、一安心だ。だがまだ本調子ではないのは確かだ。今日ばかりは甘えさせてやるのも悪くない。

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