クランナッハ・セーティグ陸軍兵下士官、常勤装備

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軍曹、「ケアン・マーガード」フュージリア連隊第3大隊、第2歩兵師団


架空世界「失魔世界」でメインの舞台に据えているクランナッハ・セーティグ連合王国の軍服です。

戦闘や軍事演習以外のとき、基礎演習、営内作業、災害派遣、また非番の際の外出ではこのような軍服になります。


これ自体は24年1・10月にデザインしたものですので、その後色々変更が加わってたりします。


軍服はウールの支給品で、大沿岸戦争中にこれまでのオレンジ色の軍服にかわって採用された各種被服を統合して失魔暦1372年に採用された。セーティグ軍ではたすき掛けの弾帯で塞がれる胴体前面には一切ポケットを配置しないのが特徴だが、それだけでは収納が足りないのでトラウザーズにもこのような大型のポケットが太ももに取り付けられている。また肩には肩パッドの縁を嵌める部分があり、弾帯なしでも落ちることがない。ジャケットの下に着用しているシャツは水色。

軍帽は折りたたみやすいポンポン付きの、マーモント地方で庶民階級が被っていたものに影響を受けた「タム・オ・シャンター」を使用している。垂れと反対側の左目の上についているのは、ラグナス・ミノック・マーモントの「古の3王国」の紋章を合わせた国家徽章で、所属している部隊が旧連合王権内に拠点をもつことを示している。

足回りには4つのバックルで固定するキャンバス製のレギンスと、赤革の編上靴を着用。レギンスはこれまで使われていた巻きゲートルよりもより簡単に着装はできるが、長距離を徒歩移動することが多い猟兵部隊ではむしろ巻きゲートルを好む意見が多い。靴に限らずセーティグ軍では赤革の採用率が高いが(処理時に塗布している防水剤が赤色のためとも)、「豚の血色」と言われて兵士には不評のようだ。

襟の兵科章と銅製ボタンには、フュージリア兵科のシンボルである「的のついたハルバード」があしらわれている。これは火器発明以前の槍兵と弓兵からなる軽歩兵からの伝統を維持する部隊が多いためで、これと対照的に擲弾兵は鎧を着装した重装歩兵に端を発するものが多い。ただし、現代ではどちらも近代的歩兵として平等な扱いと装備品の統一が行われている。

肩パッドには所属を示す刺繍のパッチが、軍服の袖には階級章(兵下士官は肩章は用いない)が縫い付けられている。所属パッチは近代になり、連隊・兵科ごとの軍服が礼装以外全廃されたために導入された。連隊に所属する大隊(通常2~3)は通例異なる師団の隷下に所属されることが多いため、図のような大隊を示すパッチを取り付ける。 袖についているのは軍曹の階級章。かつては服と同じ鮮やかな色だったが、近年では秘匿性を考慮しこのような軍服と同じ暗色が用いられている。この軍曹の大隊が属している第2歩兵師団の「M」は所在地であるミノックを、オレンジ色の鷹は剽悍さの象徴という(ただし失魔世界における鳥は、地球における「鳥類」とは別種の生き物である。後述)。

常勤時や外出時でも、銃剣(シン・トーン/Scian Thone)だけは身に付けている。セーティグ軍の軍律では「一人ひとりがフィアナ(fíana/戦士)たれ」と定められており、いついかなる際も剣を帯び戦いに備えるように、と定められている。そのためかつては兵士全員が帯剣しており、これはマスケット銃の時代を経てかなり遅くまで続いていた。現在では銃剣が、儀礼的な帯剣の代わりとして使用されている。長さ540mm(30コルミア)、重さ470g(1プンド)。

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