公開投稿
2025.02.04 20:05
【終了】atelier 眞空 肖像画展 『DRESS CODE』 2025/2/7～2/16
平素より大変お世話になっております、独楽子です。
atelier 眞空さん主催のグループ展にお誘いいただき、新作イラスト4枚とドローイング2枚で参加します。
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会期 2025/2/7(金)〜2025/2/16(日)
※火・水曜日定休
13:00～19:00 ※最終日17:00まで
場所 atelier 眞空 gallery space
大阪府大阪市旭区今市2 丁目12−1
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展示する作品について
※作品は一部トリミングしています。展示が終わり次第差し替え予定です。
「遺されたきみのドレス・コード」 サイズ：A4 額装：太子サイズ 価格：55,000円 使用画材：鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目 長い時間、死を見つめ続けてきた吸血鬼の女は、そのすべてを悼むように、いつも黒い服を着ているそうです。
全ての土は死体が折り重なることによってできた有機物の山で、終わることのない喪の色。
この絵に描かれている人の設定もあります。
オフェリア 推定800歳前後
売れない画家の女性と共に暮らす吸血鬼。
後天的に吸血鬼にされ、無断で不老不死と血を求める性質を植え付けられた。
「お前も永遠の美貌が欲しかっただろう」と囁かれたが、彼女が求めていたのはそんなものではなかった。ただ、あなたの描く絵が好きだった。
離人症に苦しみ続けており、自分が存在している実感が持てない。鏡に映らないという吸血鬼の性質ももそれを助長し、自己の輪郭が曖昧になっている。
だからこそ、自分を誰かに描いてもらうことが好き。 絵の中の自分だけが、確かに“存在している”気がする。
彼女を吸血鬼にした男は裕福で、画家を養うだけの財力はある。生き物の血を吸うことに強い抵抗があり、動物性の衣類や革製品も避けている。
どうしても耐えられないほど乾いたときは、高速道路で轢かれた動物の死体を探し、最小限の血を啜る。
使い魔は持たず、誰かを吸血鬼に変えたこともない。吸血鬼としての自分を受け入れることができずにいる。
自分に永遠の眠りの呪いをかけ、今はもう目覚めない。
「There's no point in telling the absent.」
サイズ：A5
額装：インチサイズ
価格：22,000円
使用画材：鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目
吸血鬼の女とともに生きた画家は、今はもういない彼女のことを思い出している。
オフェリアは「二度と目覚めない」という呪いのほかに、もう一つの呪いをかけていた。 それは、自分が描かれた絵から、自分の姿をすべて消すというものだった。
彼女にとって、絵は鏡だった。
永遠に眠ることを決めた者が、いつまでも鏡に映り続けるのは幽霊のようだ。彼女は、自分の最後の足跡さえも消すことにしたかった。
しかし、不思議なことに、ただ一枚だけ彼女の姿が消えなかった肖像画がある。
彼女は生涯一度も笑わなかった。 だからこそ、その絵の中で微笑む女はオフェリアではないのだという。
……悲しいことに。
余談：インスピレーション元はひがしやしき「もういない人に言ってもしょうがないんですけどね」です いい曲だぜ
「永遠は不在」
サイズ：ATCサイズ
額装：はがきサイズ
価格：16,000円
使用画材：ペン、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目
今回はキャラクターイラストを描きたいな……と思ったので、ocの灰音さんを描きました。
首をすげ替え、身体を若返らせて生き延びたとしても、やがてすべては擦り切れ、朽ちていく。
青い薔薇は、本来存在しない色を人の手によって生み出されたものです。作られた奇跡、再生産される永遠は、美しいですか？
いつまでも、永遠はどこにもないというのに。
「薔薇は死なない」
サイズ：ATCサイズ
額装：はがきサイズ
価格：16,000円
使用画材：ペン、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目
ocの神のくもつちゃんを描きました。
美しさの象徴として、薔薇は何度も描かれます。何度も語られます。何度も手折られます。
幾度となく繰り返し登場する存在は永遠のように見えます。人の命は有限でも、薔薇は象徴として何度でも咲き続けるでしょう。
しかし、それは本当に「生きている」と言えるのでしょうか？
サイズ：ハガキサイズ
価格：4,500円
使用画材：ペン、アクリルガッシュ、透明水彩、ランプライト水彩紙
ocの原海さんと双海舟さんです。チューリップを描きました。キラキラして可愛いと思います。
以上です。長めの会期なのでよろしくお願いします！
会期後半には通販も始まります。よしなに〜
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