公開投稿
2025.07.18 15:58
【個展終了のお知らせ】
ご無沙汰してしまってすみません。独楽子です。
先日は個展にお越しいただき、ありがとうございました!もちろんXやMisskeyなどで遠方から見てくださった方もありがとうございました。
福岡会期と大阪会期合わせて300人近くの人に来ていただいた上、作品も全てお迎え頂き、実りのある個展だったな……と感じています。
作家個人としては、なぜか本業が忙しくて死にそうになったり、家のゴタゴタがあったり、個展直前でコロナになったりして細かい詰めの作業ができないなど、
反省点がかなり多くある個展になってしまったのですが、これはこれで次に活かせる良い経験だったと思います。
全然この世が平和じゃないので描きたいものが尽きません。尽きてくれ~
最近はスランプ気味で絵が描けていなくて焦っているのですが、冷静に考えると個展から2ヶ月しか経っておらず、そんな焦ることないな……になっています。
というか依頼絵やskeb絵はばっちり描けているので単純にコロナ後遺症と描ききったことに対する一種の燃え尽きかなと思います。
といっても描かないといけない絵や描きたい絵は超溜まっているのでがんばります。
個展で販売した同人誌はこちらからお買い求めいただけます。
「箱 From Pandora.」はハードカバー印刷での再販の予定はございませんのでお求めの方はお早めにお手にとっていただけると幸いです。
以下、個展開催時に取った写真などをログとして残しておきます。
写真を見返す度、ここはもう無い空間で、この絵たちは既に世界に散り散りなのだなとしみじみとしてしまいます。
たった一時隣人だった彼らが幸福であることを願います。
準備中
絵が床に付かないようにプチプチとダンボールを敷く
飾り終える
入口から絵が見える
物販も設置
パズルと椅子とキューブと絵。
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「パズルの解けない天使たち」は、「天使」を「最悪の意味で正しく生きているマジョリティ」として描き、
正しく生きているが故に構造上の苦しみから逃れられない……という、一種現代社会のメタファとして制作したシリーズです。どんどん「正常」の範囲が狭まる世界でずっと天使でいることはしんどいでしょう。
たとえば作中に頻出する白いルービックキューブは「個人規模では解決できず、社会規模では"既に解決されている"とされている問題」(例えば賃金が低いことに対して"お前が努力をすればいい"と投げかけられることってありますよね)をこねくり回しているイメージで選んだモチーフだったりします。
これらはとても好きなテーマです。その分描くことに非常に体力を使います。私も部分的に天使で部分的に悪魔なので。たぶんあなたも。
着想元として、「逆転裁判1~4」「真女神転生1~3」が挙げられます。制作中はこの二つのシリーズ(合計7作品ですが)に背中を押されました。ここで言うなよという感じなんですが感謝申し上げます。
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今後の予定は下記になります。
■CHIKAPPART vol.12「青の余韻」
【会場】福岡市美術館/ギャラリーB·C·D
【日時】8月19日(火)~8月24日(日)
■ArtasGallery 秋頃
【会場】福岡市博多区店屋町
■アトリエ三月公募展
【会場】大阪市梅田中崎町
【日時】8月29日(金)~9月14日(日)
■ぎゃらりぃあと 企画公募展「ドレスコードを紐解いて」
【会場】大阪市北区黒崎町
【日時】9月17日(水)~9月21日(日)
■11月頃 東京
■2026年2月頃 大阪
以上、よろしくお願いします。
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・雑記
実はこっそり、今回の個展の企画段階で「今回の個展で絵が完売したら専業になるか~そんで完売しなかったら専業は諦めよ~」などとふんわり考えてました。
というかそれくらい力を入れた個展でしたし、自分の作品が世間に受け入れてもらえるのかのリトマス紙としての意味合いもある、個人的に重要な岐路としての展示でした。
今回の個展は前回の個展よりも絵が大きく、高額なものが多かったので、まさか全部お迎えいただけるとは露ほども思わず、
「そんなのムリに決まってんじゃん笑」ともう一人の私が馬鹿にしていたのですが、ありがたいことに完売し(マジでありがとうございます)、来年仕事を辞めます 急だな
私は最終学歴が専門学校卒なのですが、作家をやる以上ファインアート系の体系立った知識とあと大卒の資格が欲しく、ありがたいことに長年の労働である程度貯金もあるので、大学に3年次編入しようかなとか考えています。
なんだかやってて楽しいことに費やせる人生って嬉しいですね ワクワクしています