あの海を駆け巡った日々に焦がれる夕暮れの空の色(A ship yearning for the sea and a cocktail the color of twilight)

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「「唄う港町」の東部にある、

歴史や趣のあるホテルや洋館が

立ち並ぶ丘の上から

市外へと至る幹線道路の途中には、

現役を退いた有翼船を改装したバーがある。

元々は

海上を往く普通の船だったのだそうが、

時代が変わり、

有翼船を用いた空路での輸送が

主流になると、

この船も魔法で有翼船に改造されて、

数年前に引退するまで

空を行き来していたのだそうだ。


船員だったと言う

この店のオーナーの話に拠れば、

この船が有翼船として

空を往くようになってから

程なくして、

海を駆け巡っていた且つての日々を

しきりに恋しがるようになったのだそうで、

船の引退後、

海がよく見えるこの場所に

船体を設置、改装の後

新たに「海の見えるバー」として

第3の人生(?)を過ごすようになったとの事である。


この店の一番人気のメニューは、

オレンジとマリンブルーの

リキュールを混ぜ合わせた

オリジナルカクテルなのだそうだ。

丁度今の空の色合いのような

カクテルを味わいながら、

甲板の上で、

海を駆け巡った

且つての日々というものに

思いを馳せつつ、

夕日の沈む海を眺めるのも

いいのかも知れない。


ちなみに、

船体に設置されている

見張り台は、

開店してから暫くの間は

現役時代と同様、

誰でも立ち入る事が

出来たのだそうだが、

酒に酔った勢いでよじ登る客が

後を絶たず、

非常に危険である事から、

現在は立ち入りが

禁じられているのだそうだ。

それでも尚、

今でも月に

(平均で)7、8人位の割合で

マストを登りたがる

酔っ払い客が

いるのだそうで、

店側も対策には

苦慮しているとの事である」


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The winged ship that constantly yearned for the sea

opened as a bar in this spot

with a great view of the ocean after it retired.


(※DeepL翻訳を使用・一部改変しております)

(DeepL translation used and partially modified)


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完成後にA4(210×297)サイズ程に

切り取った画用紙に、

水彩絵の具(、顔彩、ポスターカラー)、水彩色鉛筆で

描いたもの。


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