待宵は褪せぬ面影と
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「最初の人生では、”ユキ”という名前でした」
自分が魔法使いであることや、ずっと忘れられない、透にそっくりな男性の存在を告白したノア。それらを聞いた透は、ノアが話すその男性は前世の自分だと確信して――。
霞む記憶を手繰り寄せたその先で、もう一度あなたに会えますか――。
時をかけて再び出逢った二人の、特別な愛の物語。