君と僕
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キミはボクで、ボクはキミ。
キミといれば怖いものなんてなにもなかったんだ
( お絵かきツール: しぃペインター通常版 1時間14分41秒 )
キミはキミ。ボクはボク。
違うものだなんて知りたくなかったのに。
( お絵かきツール: しぃペインター通常版 2時間39分1秒 )
ゆるりゆるりとはがれてゆく包帯が何かを無くしていくようでとても寂しく悲しく思う。
この声が自分の声なのかキミの声なのか曖昧なままだけど
もう一度聞きたかったからボクは、包帯を、手放した。
( お絵かきツール: しぃペインター通常版 2時間14分15秒 )
僕の手に花束が渡された。
とても久しぶりに見つめ返したその瞳はあの頃と少しも変わることが無かった。
そうか。
変わっていたのは君では無く、僕だったのだ。
コンコン、とドアを叩く音。
「いってきます」と、君。「いってらっしゃい」と、僕。
少し照れくさそうに微笑んだ君は部屋を後にした。
さようなら、僕の天使。
その時、流した涙を君は知らなくていいから。
( お絵かきツール: しぃペインター通常版 2時間42秒 )2007